概要
ノイマン-ウィグナー理論への批判として、エルヴィン・シュレディンガーの提唱した、「全ての事象は観測された瞬間に確立し、その寸前までは異なる複数の事象が同時に等価に存在出来る」といったような考え方。
氏は、ものの例えとして、「ランダムの確率で毒ガスの出る装置とともに猫を箱の中に閉じ込めたとき、次に箱を開けたときまで、猫が死んだ可能性と生きている可能性は重なり合っている」とし、そこからこの思考実験をシュレディンガーの猫と呼ぶようになったのである。動物虐待とか言ってはいけない。
pixivにおいてはスカートの中身が見えないことで、はいているのかはいてないのか、はっきりと確認できないイラストにこのタグが付けられることがある。
詳しくは、シュレディンガーのパンツを参照。これでも だいたいあってる。
また、既存のエンターテインメント作品の中でも、作者独自の解釈を織り交ぜてこの理論が語られる時がある。
主なシュレーディンガーの猫関係の作品
とある魔術の禁書目録(ライトノベル)
自分だけの現実(パーソナルリアリティ)を開拓するヒントの代表例として扱われている。
ウルトラマンメビウス(特撮ヒーロードラマ)
この理論を能力に応用した『ディガルーク』なる怪獣が登場している。
パワプロクンポケット10(野球ゲーム)
ある彼女のシナリオにおいて、彼女が好んで「箱の中の猫」という表現を使用。終局に至る過程においてはこの言葉が重要な言葉となる。
うみねこのなく頃に(同人ゲーム)
物語を構成する重要な要素として、また思考方法の一つとして作中に幾度も登場する。