概要
「レジスタンスのライダー」のイラスト担当である元村人氏がエイプリルフールとして2018年にTwitterにアップした(実際は出遅れて2日投稿)イラストにおける彼。
氏曰く「その日限りのネタ」。その内面や性質についても定められておらず、レジライダー・リリィがどのような存在かは見る人の解釈に委ねられていた。
同年のクリスマスには「レジサンタリリィ」が誕生した。
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歴代ショタサーヴァント
これより先、最新イベントのネタバレ注意!
「夢だから。夢に向かって進み続けるのが僕だから」
2021年の夏イベである「カルデア・サマーアドベンチャー!」にてクリストファー君と名乗り、同イベントの黒幕としてまさかの登場。
「(ファンが)諦めなければ、夢は叶う」とは、こういう事だと言うのか。
大人の自分のコピー量産型コロンブスと、それを作らせた副官のDOMANを引き連れ、聖杯であるステゴサウルスのステくんを狙う。
一人称は「僕」。よく見ると元ネタのエイプリルフールの時より、衣装の露出が増えている。
大人の彼が持っていた「夢に向かって進み続ける」という矜持や、欲しいものを手に入れる為なら手段を選ばない強欲さはこの頃から持ち続けていた模様。
可愛い顔のままギザ歯の笑みを見せる等、大人時代の顔芸の片鱗も持ち合わせているが、本人はその顔芸を未来の自分の事ながら気持ち悪いと思っている。
ロマンや憧れ、夢を追い求める生まれながらのロマンチストでありながら、子供らしくない冷静な視点で現実を分析し、時には残酷な真実も容赦なく口にするリアリストな面もある。
一見すれば可愛らしい少年だが、根っこの部分は大人の彼とほぼ同じ。宝物に目がなく、金にがめつく、良い笑顔で毒を吐く。息を吸うように他人(今イベントでは主にDOMAN)をボロ雑巾の如くこき使っていながら、それでいて「相手によくしてやっている」という認識でいる。大人の自分を量産して目的のために酷使させていたが、その量産型を見た大人の彼も「便利そう」という感想を抱いていたため感覚も大して変わっていない様子。
成長期が何回あっても辿り着けないのではと思うほど見た目が劇的ビフォーアフターしているため、『クリストファー君』という真名大ヒントがあっても作中のメンバー全員が彼の正体に気付けなかった。
ヴリトラによる真名暴露後は黒髭が世の不条理を嘆きながら「種を超越して哺乳類が自動車になった感ある」と表現している。
髭で扉を突き破っていた(※去年の夏イベント時の悪夢の中での話)大人時代の彼のように、その時の感情によって髪の質感がまるで生き物のように変わる。怒っている時は尖り、悲しんでいる時は萎びた植物のようになる。レアな表情差分ではワラビのようになっているものもあった。
実はダ・ヴィンチとは出身地が近く(どちらも現在のイタリア出身)、生まれ年も一年違い。史実でのダ・ヴィンチの日記の中に「ジェノバ人の船乗りと地球について語った」と書かれていた(コロンブスはジェノバ出身)こともあって2人の間に面識があったのでは?という説もあるにはあった。
そして今回のイベントでは、クリストファー君を見たロリンチちゃんが過去に出会った彼の姿をフラッシュバックするかのような描写が入り、その後の回想からFate世界での2人は子供の頃面識があったらしいが、どうやら理想の違いから即ケンカ。そのままケンカ別れしてお互いの名前も存在も忘れ去ったまま、歴史に名を轟かせる存在になった模様。
複製体であるロリンチちゃんにも、その記憶は僅かな既視感(デジャブ)程度には引き継がれているようだが…。
「僕が何者か、か」
「……そんなもの、僕にだってわかりやしないよ」
彼の正体は、本人すらも自分が分からない不完全な英霊。このことについてDOMANは彼を「英霊コロンブスか否かもあやふや」と評している。
上記の回想も本人たちの記憶にも記録にもなく、事実かどうかはあやふやな「可能性としてあった」程度のやり取りという感覚らしい。
そもそもクリストファー・コロンブスはその功績こそ有名だが、表舞台に出るまでの経歴はほとんど分かっていない。ゴルドルフは「『夢を追いかける少年』という概念」が、そんなコロンブスの子供時代の姿を鋳型として顕現した可能性があると分析している。そのため、正確には英霊というより幻霊に近い模様。大人の彼も「あれは自分ではない」と感じており、ゴルドルフの分析と同じく、自分の子供時代というより「誰に何と言われようと何をしようと夢を追い続ける少年」という概念が近いとしている。
まあどのみち、クリストファー君の姿そのものについて、コロンブスの少年期であるのはほぼ決定である。(鋳型=元となる姿=ショタコロ)