森鴎外(文豪ストレイドッグス)
もりおうがい
「どんな困難な戦局でも、必ず論理的な最適解は有る。
混乱して自棄になりそうな時ほどそれを忘れては不可(なら)ないよ」
「強めに噛みついてやりなさい」
プロフィール
概要
文豪ストレイドッグスの登場キャラクター。
ヨコハマを拠点とするポートマフィアの首領。いつも可愛がっているエリスと一緒に居る。
当初は町医者のような格好をしており、中島敦と谷崎潤一郎と共にルーシー・モード・モンゴメリの異能力「深淵の赤毛のアン」により、アンの部屋に閉じ込められた。
一見冴えない優しそうな中年男性で、敦には元医者だと名乗っていたが、その本性は残虐非道な手段を使い、例えマフィアの一員でも敵対者は徹底的につぶす合理主義の正にマフィアのボスという方である。
その手腕は正に天才と呼べるレベルに達しており、敵の考えを完璧に予測したうえで裏をかき、効率的かつ確実なプロセスで目的を達成する。その思考は太宰に叩き込んでいる。
実例を挙げると、組合が所有する豪華客船の破壊と組合のメンバー二名(ナサニエルとマーガレット)の殺害を予告した上で、あらかじめ部下の梶井基次郎に指示していた計画によって豪華客船を予告通りに破壊し、上記の二名に重症(このうちマーガレットは現時点でもなお意識不明)を与え、組合の戦力に大打撃を与えた。また、移転直後の武装探偵社の所在も福沢諭吉に策を悟らせることなく早々に特定している。
部下の失態に対してはある意味では寛容で、一人独走してマフィア所有の船を沈めてしまった芥川に対して自ら処罰を下すことはしなかった(彼に対する報復は静観していた可能性はある)。
徹底的な合理と完璧な理論によって確実な最適解を導き出す、まさに指導者として最適化された人物といえるだろう。
「組織の長とは組織の奴隷であり、組織のことを一番に考えなければならない」と考えており、「太宰治と黒の時代」では、異能開業許可証を手に入れるために海外組織ミミックを入国させ、ミミックの長であるジイドの異能力に唯一対抗できる織田作之助を向かわせるように仕組み、異能特務課にミミック殲滅の対価として「異能開業許可証」を入手した。
紅葉が探偵社の捕虜として捕まったと中也から聞いたとき、すぐさま「暗殺者を使って探偵社の社長を殺そう」と指示した。
探偵社とギルドとの三組織異能力戦争の際は太宰にマフィアの幹部に戻らないかと提案を樋口に伝え、太宰をこちら側に引き込もうとした。
さらに彼は、前マフィア首領を病死と偽ってメスで殺害している。その証人としてその場にいた太宰を利用している。
しかし、彼は誰よりもヨコハマを愛しておりギルドの作戦が執行されたときはマフィア総出で横浜の街を守っていた。
それを見ていた敦がポート・マフィアとの同盟を提案し、これを聞いた社長が彼と会談し探偵社とポート・マフィアの一時停戦を決定した。
対組合共同戦線では、一夜限りの双黒復活を手助けをしていた。
隊組合戦後、この戦いでの芥川の処罰について中原に聞かれた際は、彼は今回の功労者だと言いまたも処罰を下さなかった。
また、彼は芥川のことを「昔から独走し破壊し結果的に最大の貢献をする嗅覚を持っている」と評価していると言い、組織の利益を一番に考えている。
一方で重度のロリコンであり、彼が溺愛しているエリスのことになれば何でもするような人で、アンの部屋に閉じ込められた際も最も先にエリスのことを心配していた。
脱出後もすぐさま彼女の身の心配をし、例え非道いことをされても「かわいいから許す!」と言い、デレデレしていた。
またお菓子ばかり食べているエリスのことを心配し声をかけた際に
エリスが「前にリンタロウが買って来た襞(フリル)付きのドレス。着てあげてもいい」
と言ったときはすぐにお代わりのケーキを取り出していた。
ちなみに守備範囲は十二歳以下。