概要
タカラ(現タカラトミー)発売の玩具であるチョロQをモデルにしたレースゲームシリーズの第四作品目。
開発はE-GAME社。
ストーリー
壊れたWGP(ワールドグランプリ)優勝カップをもとにもどさなきゃ、大騒ぎになってしまう!
優勝をするためWGPを目指し、新たな冒険へ立ち向かえ!
(ケースパッケージ裏面より引用)
主要登場人物
主人公
このゲームのストーリーにおける主人公。
うっかり起こしたミスで優勝カップを壊してしまい、そこから大冒険が始まる。
Q'sファクトリー
主人公のサポートをしてくれるチョロQ。どの街にでも必ずいる。
おれさま
主人公の幼馴染でライバル。
なお名前は通称ではなく、ワールドグランプリで登録されている名前である。
ウィル
ブラックシティに住む大富豪。物語を進める上で重要なイベントの一員を担っている。
現代のワールドグランプリに出没している同一ボディの「GTスペシャル」との関係性は不明。
システム
今作ではシリーズ初のRPG要素を取り入れており、チョロQとの会話ができるようになった。
この影響か、従来の1つの街から9つの街へと増加している。
RPGに不可欠な探検要素を強めるためか各種パーツは基本的に街にある「宝箱」で入手するように変更されており、お金やショップといったシステムは無くなっている。
また、燃料システムが追加されており、エンジンにパワーだけでなく燃費の概念も加わっている。
ちなみに燃料切れになると加速と最高速度が大幅に落ちる。レースでは極力このような状態を避けるようにしたい。
更にチョロQ3のイベントが好評だったこともあってか今作でもイベント要素が存在する。
こなすたびにスタンプが押されるというシステムに変更されたが、計100個あるイベントをこなすことに変わりない。
全てのイベントをこなすと、あるチョロQからシリーズ恒例の最強パーツがもらえる。
評判
賛否両論だが、充実したイベント・ストーリーもありゲーム全体としてはまとまっている。
否定的な意見の多くは前作までとシステムやレース要素が大きく変わったことにある。
序盤のレースやワールドグランプリのライバル車が速いことから、チョロQシリーズでは最も難易度が高いと言われる。
余談
E-GAME社は1~3を担当したタムソフト開発チームの一員が独立して立ち上がった会社である。
当会社が次に制作したチョロQHG2では、ワンダフォーの冒険要素と燃料システムが引き継がれることとなった。
ワンダフォーとは?
「ワンダフォー!」の意味は「ワンダフル」と「4(フォー)」を重ねたもの。
これは当初「チョロQ4」として発売される予定だった名残である。
その証拠として、チョロQ3のスタッフロール終了後このように書かれている。
THANK YOU FOR PLAYING
CHORO Q
CHORO Q WILL RETURN
AS
CHORO Q 4
※日本語訳
チョロQをプレイしていただきありがとうございます。
チョロQはチョロQ4として帰ってきます。
関連タグ
ワンダフォー! チョロQワンダフォー …表記ゆれ。
チョロQHG2…E-GAME社制作のチョロQシリーズ第二弾。