とっととくたばれ糞野郎
とっととくたばれくそやろう
漫画『鬼滅の刃』に登場する胡蝶しのぶのセリフである。
状況
1.無限城の決戦で童磨と対峙したしのぶ。童磨の血鬼術に苦しめられながらも善戦していたが、毒を打ち込んでも驚異の生命力で解毒されてダメージを蓄積させるには至らず、最終的に童磨の鯖折りで背骨を砕かれ絶命した。
2.そしてしのぶの亡骸は童磨に吸収されたが、これこそが彼女の真の狙い。1年かけて藤の花の毒を体内に溜め込み、自身の体重37キロ分=鬼の致死量の700倍という超高濃度の毒を蓄えていたのだ。
3.しのぶの戦死後、仇を討つため挑んできたカナヲと伊之助。カナヲは童磨の頸に刃を押し込むも、斬り落とす前に血鬼術で凍らされて動けなくなってしまう。しかしそこに伊之助が刀を投げつけて押しきり、ようやく童磨を討ち取ったのだった。
こうして(首だけで)黄泉路に渡った童磨の前にしのぶが現れ、「あ、やっと死にました?本当は私の作った毒でお前を葬りたかったけれど結果オーライ。後の事は仲間がやり遂げてくれます(要約)」と穏やかに微笑む(ちなみにしのぶは終始にこやかだがやはり憎悪に満ち満ちているだけあって「君はカナエだっけ、しのぶだっけ」という童磨に「あ、覚えなくていいです。気色悪いので名前呼ばないでください」と嫌悪感バリバリの返事をしたりした)。
そんな彼女を間近で見た童磨は、頬を赤らめながら
「今はもう無い心臓が脈打つような気さえする」
「これが恋というやつかなぁ」
と、初恋らしき感覚に目覚め、
「俺と一緒に地獄に行かない?」
とアプローチ。
それを聞いたしのぶはにこやかに一言、
「とっととくたばれ糞野郎」
人間の生き様に感動し、生まれて初めて恋に落ちた童磨を一蹴したのだった。