早乙女リカ
さおとめりか
CV:杉本ゆう
概要
反抗期の女子がそのまま大人になったような高飛車で男勝りな性格で男性警官に対して厳しく、署内ではかなり傍若無人に振る舞っている。
その一方でかなりのミーハーかつ面食いであり、大金持ちでイケメンの中川圭一に憧れている。
両津勘吉を毛嫌いしている交通課の婦警たちの中心人物で、署内で何か騒動が起こると決まって両津を犯人と決めつけて寄って集って責め立てるが、例え両津が無実であっても両津への謝罪や反省をしたことは全く無く、それどころか「アンタの普段の行いが悪いからいけないのよ」と開き直る始末(尤も被害の多くはセクハラまがいの行為で、トラウマ故にその事を根に持っている)で、屯田署長が婦警に強く出られないこともあってコレといった処罰も受けていないため、両津以上に性質が悪いと言える(両津から個人的な報復を受けることはある)。
また、両津と婦警の間で対立が起きた時はリカたちの方が原因を作っていることが圧倒的に多く、過去には両津が個人的に購入したプリクラの筐体を両津に無断で持って行ったこともある(完全な窃盗である)。
しかしながら、同性相手には面倒見が良いため後輩の婦警たちからは慕われており、連載が進むにつれて傍若無人な振る舞いや両津を毛嫌いする態度は鳴りを潜めていっている。
ルックスが良いため男性からはそれなりにモテるようで、彼氏が居ることもあるが、気の強い性格や料理下手が災いして長続きしないことが多い。
前者は、過去に公共の場で言い争いになってしまった時に彼氏からビンタを喰らわされている。
後者は、料理の腕前に関しては最悪で、同僚の婦警からは満場一致で「不味い」と言われ、リカ本人も「料理をする度に彼氏が逃げていく」と嘆くほど。両津の無茶な食レポのせいで味音痴になった中川がリカの料理(それも調味料を間違えた失敗作)を絶賛したことで、彼の舌にかけられた10億ユーロの保険金が下りたこともある。
蛍里という東北地方の農村出身で、田舎がらみのエピソードで登場することも多く、時には両津以上に逞しい一面を見せることも。
しかし作中でとんだ勘違いの発言をしてしまった場面があり、左近寺竜之介やボルボ西郷を「恋人ができるタイプではなく、どちらかというとBL」と発言してしまった。 (左近寺は、同じどきメモラーで格闘技が大好きな「美香」という彼女ができているし ボルボはジョディーと麻里稟から好かれている&夫婦になりたいという願望も持っている。)
アニメ版ではオリジナルキャラクターの小野小町と清正奈緒子がリカのポジションを担当している(特に小町)ため、リカの出番は殆どなく、所属も交通課ではなく少年課に変更されている。両津に対してタメ口などで話さず、穏やかに敬語で話している。何気に水着姿やレオタード姿などを披露しており、お色気担当をこなす。
ちなみに、作中では電極スパークの妻や飛鷹日光・月光など、明らかにリカのキャラクターデザインが使い回されている登場人物がチラホラ存在する。
意外なことに
- 過去に暴走族に捕まった時、両津と左近寺達に助けてもらったことがある。
その時の勇ましい姿を見て『頼りなる』と感じ『今まで嫌って、ごめんね』と婦警達と共に謝罪をした。(が、その後に起きた出来事で結局嫌うようになってしまう)
- プリクラでの件で両津に助けてもらった。貴重なフレームを使用した写真をデジカメに取り込み、複製してもらったり、髪を茶髪にする裏ワザなどを教えてもらっている。
- 網バッグを製作する時に両津に手伝ってもらっている。(御礼の意味も含めてか、昼食のお弁当のおかずを両津に分けてあげた)
- 落とした携帯電話のデータを遠隔操作により全消しをしてもらった。
名前について
最初は、【早乙女舞】という名前だった。だが、再び登場した時に問題が発生したため単行本収録時に【早乙女リカ】に修正された。(台湾版では、【早乙女莉香】と表記されている)
命名されたのも、劇中でインパクトのある登場をしたわけではなく、回を重ねる毎にパーソナリティーが確定しポジションも定着していったという過程を歩んだことで手に入れたという珍しいケースで誕生した。