曖昧回避
寄生獣のミギー
主人公シンイチ(泉新一)の右手に寄生しているパラサイトである。
───シンイチ…『悪魔』というのを本で調べたが…いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ…
物語序盤、他のパラサイトと同様に卵から孵化し、シンイチの部屋に侵入し寝ている彼の脳を奪おうと耳や鼻から侵入を試みるも失敗。その後、目を覚ましたシンイチが咄嗟に出した右手を突き破って体内に侵入、そこから脳を目指そうとするが、シンイチがコードを腕に巻き付けて阻止したため、そのまま彼の右手として寄生することになった。
高い知能と学習能力を持ち、図鑑などの本を読んで言語や知識を得た。
普段は一つ目に口の付いた、形容し難い形状であることが多い。
しかし変幻自在に姿を変えることが可能で、戦闘時には凄まじい切れ味の刃を形成する。
人類とは別種の知的生命体であるためか価値観が人間のそれとはかけ離れており、冷酷で感情表現に乏しい。
だがシンイチとの交流を経て彼なりに”人間”を理解しようとした結果、シンイチとは親友の間柄となった。
名前の由来はシンイチの右手に寄生したことから。
ちなみに英語版では、本が左開きとなっている影響で絵が左右反転していたため、「Lefty(レフティ)」(左利き)という名前になっている。現在では反転していない版が出ているので「MIGI」に改められた。
物語終盤に、眠っている状態でも情報を処理できる体験をしたことで複数の思考を実行できるようになり、その状態でいることを選択し、シンイチに一方的に別れを告げて永遠の眠りについた。
非常に人気の高いキャラクターであり、作中で果たす役割を含め「寄生獣」というタイトル全体のイメージアイコン的存在である。