「さらば!トモダチーっ!」
CV:細井雅男
概要
秘密結社エゴスが送り込んだエゴス怪人の一体。最初はアシガラ星の金太郎を名乗り、強盗に人質にされたマサルを助けた。マサルや姉のケイコ、そしてバトルフィーバーJの面々とも仲良くなった(しかし、正体を見抜かれたのか九官鳥の九太郎には追い出せと言われていた)。さらには凄まじい地獄耳で、自分の正体が怪しまれたと知るや否やカットマンを利用して少女誘拐を企てるなど、なかなかの策士だった(当然、マサルが強盗に人質にされたのも、すべてはバトルフィーバー隊のメンバーに信用してもらうための自作自演だった)。その任務はバトルフィーバー隊の基地を特定し、自爆して破壊することだったのだ・・・。
その後
しかし、バトルコサックの神誠に正体を見破られて戦闘となる。しかし、やってきたマサルにひるんだ様子を見せた。そう、彼はマサルとの間に、友情を感じていたのである。そして彼は、戦うのをやめ、マサルとともに生きる・・・
かと思われたが、彼はあくまでもエゴス怪人としての使命を優先したのである。そして荒野での壮絶な戦いの後、最後はペンタフォースを受けて爆散した。しかし、彼が最後に発したのは、バトルフィーバーJへの怨嗟でもなく、秘密結社エゴスへの狂信の言葉でもなく、「トモダチ」である、マサルへの別れの言葉だった(上記の言葉は、爆散時に発した言葉である)。そしてマサルは、「トモダチ」の正体がエゴス怪人だったことを知っても、
「金太郎くん、君はエゴスのカラクリ怪人だったけど、僕にとっていつまでもアシガラ星の金太郎さ。忘れないからね・・・。」
とつぶやき、その友情が変わらないことを告げたのであった・・・。
余談
本編において秘密結社エゴスの指揮官であるヘッダー指揮官は、「エゴス怪人に友達や友情など不要なもの!」と発言していた。しかし、カラクリでしかなかったはずのカラクリ怪人が、エゴスの中で唯一友情に芽生えた怪人だというのは、また皮肉だといえるだろう。