「卑怯もまた兵法なり!これが邪心流よぉ!」
概要
勝つためには手段を選ばず、卑怯もまた兵法とする倉間鉄山の剣術“一光流”と対立関係にある流派“邪神(心)流”の使い手でもある本名や経歴などが全て謎に包まれた男性。
エゴス怪人が誕生した際は感極まって「おぉ~、御子よ!」と叫び、サタンエゴスのお言葉にかしこまり「ははぁ~!」と相槌を打つのが常套文句。
なお一応組織の大幹部ではあるものの、組織の中では怪人たちよりも格下の存在である為、しばしば彼らの無理難題や上司であるサタンエゴスの強引な手法に振り回される事も多かった(ただしそんな彼らに対してさり気なく不平を漏らすことも少なからずある)。
サタンエゴスの立案した作戦を実行に移す役目を担っており、普段は本部内でカットマンたちやエゴス怪人に行動指示を与えているが、時折自身が前線に出陣してBF隊と直接対峙する事もあり、第19話では釵を用いてBF隊を苦しめた事もある。
また、常に常備している短剣は第16話で正夫を牽制する際に使用していた。
主な戦力は目から発射する怪光線と剣。
閏年の2月29日生まれの女性を妻として子孫を増やすことを古くからの習わしとしており、その風習を強力な御子を誕生させるために行った事もある。
しかし、度重なるBF隊による作戦妨害の為に作戦はことごとく失敗が続き、名誉挽回の為に呼び寄せた秘蔵っ子である愛弟子のサロメを呼び寄せ起死回生を計るがそれでも成果があげられなかった為、遂にサタンエゴスより一時謹慎処分を言い渡されてしまった事もある。
第50話で組織の崩壊の危機に瀕しているとこもあり、サタンエゴスの命を受け、BF隊の頭ともいえる鉄山の打倒に意欲を燃やし、彼よりも実力が上とされる己の師である、鬼一角を殺害。
“邪神(心)流”を極め「二代目鬼一角」を襲名すると、夜間パトロールを行っていたフランスとケニアを襲い負傷させたのを皮切りに、暗殺団を率いて鉄山の恩師である藤波白雲と兄弟弟子である尾上竜山を暗殺する。
打倒鉄山に燃える彼によっては最早鉄山にしか眼中になく、駆けつけたBF隊は「雑魚に用はない」と切り捨て、自身の身辺警護を担うオニヒゲ怪人ですらも邪魔者扱いする程。
鉄山と一騎打ちを挑み右手に鍵爪を装備して彼の目を負傷させ、一時的に失明させるといった卑怯な戦法で一時優位に立つが、実力ではやはり鉄山の方が一枚上手であり、壮絶な戦いの末に心眼で居場所を特定した鉄山に一刀両断にされ絶命した。