「勝ち負けは時の運。敗北を恐れてはならない。敗北を乗り越えてこそ、また戦う新しい力が湧く。肉を斬らせて骨を断て、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、これが昔から言われている武士道の極意だ」
「たとえ九分九厘駄目でも、あとの一厘に逆転の望みを賭ける。それが私の信条だ」
演:東千代之介
概要
バトルフィーバー隊を創設し、秘密結社エゴスと戦うこととなった彼らを指揮する国防省(この世界の日本では防衛庁が格上げされたのか(※)元から省かは不明)の重鎮。フィーバー隊の面々からは「将軍」と呼ばれる。所属部門は不明だが、戦略・武芸・技術と全てに秀でている。バトルフィーバーロボの建造の指揮にも当たっている。藤波白雲斎を師匠とし、自らの流派、鉄山流を興している。その人格はサタンエゴスも評価して警戒している。
(※)だとしてもバトルフィーバー隊はエゴスが日本に魔手を伸ばす前から存在しており、エゴスに対処するためではなさそう。
活躍
第23話では慢心してゴースト怪人に敗れたバトルフィーバーに武士道の何たるかを諭し(上記の一番目の台詞はその時のもの)、再戦時の勝利に導いている。
第37話では四面怪人にペンタフォースが通じなかった時自ら出陣。生身でこの強敵を倒している。
第50話では白雲斎に破門された鬼一角を師とし、卑怯も戦術とするその邪神流を一角を倒して極めたヘッダー指揮官と一騎討ちを演じて勝利した。
第51話ではヘッダーが怪人となって甦ったヘッダー怪人に窮地に立たされて屈服を促されるが、上記の二番目の台詞の後九太郎の冷凍ガスによる奇策で切り抜ける。
余談
演じた東氏は昭和30年代における東映時代劇映画のスター俳優の一人で、本作当時はクイズ番組に解答者で出演したりしていた。吉川プロデューサーは本作のイメージソースのキャプテンアメリカが子供に分かり辛いと思い、バタ臭さを緩和するため企画段階から起用を決めていた。