グランブルーファンタジーに登場する彼女については、フォルテ(グラブル)を参照の事。
こちらでは神撃のバハムート及びShadowverseに関して解説する。
神撃のバハムート
空の覇者として知られる、魔竜軍を率いるダークドラグーンの女性。
2本の大きな槍を手にして戦う。
イベントに初登場したときは演習中の空挺団を突如襲撃したが、これは混沌の闇に取りつかれていたのが原因であり、本来は卑劣な手段を好まず、強敵を正々堂々と打ち破ることを楽しむ性格。
なお、初登場時はフォルテの名はなく、「ダークドラグーン」という名前となっており、その次のイベントと連動して「ダークドラグーン・フォルテ」として新たに登場した。
このように初登場時はダークドラグーンとしての活躍が目立っていたのだが、その後は少しずつネタ方面の要素が増えていく。
- ホムンクルスの「ミリアム」を見つけ、騎士に対し「私とこの子を育ててくれ!」と言う
- 最強の戦士を決める大会と騙されてファッションショー的なイベントに出場させられる
- ビーチスマッシュというテニスのようなスポーツで編み出した奥義「ダークドラグーンゾーン」
特に一番最初のミリアムを育てたという経緯から、「フォルテママ」と呼ばれることも多い。
4コマのバハムートでは特にいじられており、「誇り高き育児の天才フォルテママ様」と呼ばれたことも。
しかし面倒見がいいのは本当で、帰る場所を失ったダークエルフの少女「グレンダ」に、「ならば自分のところで修行しろ」と身請け人になり、マンツーマンで特訓をつけてやるなど、見込んだ相手には優しいところが窺える。
6thアニバーサリーのぷちキャラ人気投票では6704票を獲得し、見事1位に輝いた。
同時期のイベントではフォルテがメインキャラの一人として活躍し、ダークドラグーンとしてのプライドから素直になれずにすれ違いになっていた娘のミリアムと紆余曲折しながらも和解。
騎士、ミリアムと共闘して第三世界獣アルネジアを打ち破った。
なお、その際の「かっこいいフォルテさん」の姿はミリアムからリーシャに思い切り自慢話として伝わったおかげで空の覇者の威厳がヤバいことになっている。
Shadowverse
対戦型カードゲーム『Shadowverse』では、第1弾「クラシックカードパック」の頃から「ダークドラグーン・フォルテ」のカード名で登場。
その後も「天空の覇者・フォルテ」や「覇道の君臨者・フォルテ」としてリメイク登場してるほか、リーダースキンも登場している。
ダークドラグーン・フォルテ
小賢しき白翼共め…この空は我ら黒竜と魔族が統べる処と教えてやろう!
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ドラゴン |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 6 |
進化前 | 攻撃力:5 体力:1 |
能力 | 疾走 |
覚醒状態なら、このフォロワーは攻撃されない。 | |
進化後 | 攻撃力:7 体力:3 |
能力 | 進化前と同じ能力。 |
CV | 三澤紗千香 |
収録セット | クラシックカードパック 暗黒竜騎 |
※疾走…場に出たターンでも攻撃できる能力。
※覚醒…自分のリーダーの最大PP7以上で発動する能力。
疾走という能力に加え、覚醒状態の場合追加で自身が攻撃されなくなる能力も持つ。
これにより体力が1ながら倒されづらく、場合によってはこのカードを対処できずそのまま決着が付いてしまうこともある。
進化させて攻撃力7の状態で攻撃することも多い。Shadowverseにおけるリーダーの初期体力は20なので、1枚で全体の約1/3の体力を削っていることになる。自身の体力も増えるので火力系にも若干耐性が付く。
コストも6と重めのカードが多数存在するドラゴンクラスのフィニッシャー中では比較的軽め。
その軽さを活かしたウルズとのコンボは強烈である(通称フォルテウルズ)。
ウルズの「破壊し再び場に出す」能力により、疾走能力を再び使い擬似的な連続攻撃ができる。
そのウルズのコストは4。つまり10PPを使い、フォルテを出し攻撃した後に即ウルズを出すことが可能であり、そうした場合10点、進化も含めれば12点ものダメージを1ターンで叩き出せる。
このようにドラゴンクラス屈指の強カードとして様々なデッキで活躍していたが、2017年12月29日のアップデートで実装された新ルール「ローテーション」では登場時期の関係で使用不可能となった。
その後、全てのカードが使えるルール「アンリミテッド」にて、主に「フェイスドラゴン」と呼ばれる低コストフォロワーと疾走フォロワーを中心とした攻撃的なデッキで採用され続けた。
そして2019年6月27日のアップデートにて、とうとうダークドラグーン・フォルテが「1枚制限カード」に指定されることになった。優秀なカードが増え続けたなどの結果、前述したフェイスドラゴンがアンリミテッドにおいて使用率・勝率ともに1位となったためである。
Shadowverseにおいて最初期から活躍し続けたカードであり、なおかつキャラクターとしても高い人気を誇るため、プレイヤー間で別れを惜しむ声が相次いだ。しかしその3ヶ月後にはあっさり制限解除されてしまっている。
2021年3月現在のアンリミテッドでは他にも有力なカードがあるが、その奇襲性の高さから攻撃的なドラゴンデッキでは未だ採用を検討できる性能である。
その他
2016年12月29日実装のShadowverse初となる構築済みデッキの一つ「暗黒竜騎」にて、このカードの絵違いバージョンが収録された。
イラストは神撃のバハムートの「ダークドラグーン・フォルテ」の1段階目と4段階目。ちなみに通常版のイラストは「ダークドラグーン」のものである。
アニメ版シャドウバースでは、第22話にて竜ヶ崎ヒイロが使用しており、ニンテンドースイッチ版となる「シャドウバースチャンピオンズバトルにおいても、初回購入特典としてダークドラグーン・フォルテのリアルカードが収録されている。
また、チャンピオンズバトルにおけるプレイ時には特殊な演出が用意されている。
天空の覇者・フォルテ
第12弾カードパック「鋼鉄の反逆者(リベリオン)」では「天空の覇者・フォルテ」としてリメイク登場した。
我が名はフォルテ、天空の覇者!
この私と並びたくば、相応の力を示すがいい!
お前が相応しき者ならば……私はお前の翼とならん!
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ドラゴン |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 7 |
進化前 | 攻撃力:5 体力:4 |
能力 | 疾走 |
ラストワード 次の自分のターン開始時、手札のランダムなドラゴン・フォロワー1枚を+3/+1する。 | |
進化後 | 攻撃力:7 体力:6 |
能力 | 進化前と同じ能力。 |
CV | 三澤紗千香 |
収録セット | 鋼鉄の反逆者 |
※ラストワード…場から破壊されたときに発動する能力。
ドラゴンのレジェンド、攻撃力5の疾走というのはダークドラグーンと共通。異なる部分は、コストが1重くなった代わりに体力が増え、新たにラストワード能力を持ったという点。
「攻撃されない」能力を失った代わりに強力なラストワードを得たため、破壊されても損失が少なくなっている。
バフの対象が「ドラゴン・フォロワー」であるため、ラストワード対策の厄介なフォロワー簒奪の絶傑・オクトリスに能力を奪われても致命傷にはならない点も嬉しい。
覇道の君臨者・フォルテ
過去の人気カードが「闇へと堕ちた姿」で再登場する第20弾カードパック「暗黒のウェルサ」では、「覇道の君臨者・フォルテ」として再登場した。
覇者、覇道。退屈が過ぎる。疾うの昔に飽きた熱……。
最早、私に敵う者なし。戦うに能う強者なし。
抗いなど些末事。私は此処で君臨するのみ。
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ドラゴン |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 9 |
進化前 | 攻撃力:5 体力:9 |
能力 | 結晶 7; カウントダウン 2 |
ファンファーレ と自分のターン開始時、ドラゴン1体を出す。それは突進 守護 ドレイン の中から、ランダムに1つを持つ。 | |
ラストワード 覇道の君臨者・フォルテ1体を出す。 | |
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守護 | |
ラストワード ランダムな相手のフォロワー1体を破壊する。 | |
進化後 | 攻撃力:7 体力:11 |
能力 | 進化前と同じ能力。 |
CV | 三澤紗千香 |
収録セット | 暗黒のウェルサ |
※結晶…プレイするのに十分なPPがなく、自分の残りのPPが結晶の値以上なら、結晶能力のみを持つアミュレットとしてプレイできる能力。
※カウントダウン…アミュレットに設定された数字がターン開始ごとに1減る能力。0になると破壊される。
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※突進…場に出たターンでもフォロワーを攻撃できる能力。
※守護…相手フォロワーは守護を持つフォロワー以外を攻撃することができない。
※ドレイン…与えたダメージ分、自分のリーダーを回復する能力。
※ラストワード…場から破壊されたときに発動する能力。
これまでの疾走能力を持つ攻撃的なイメージから一変、「ドラゴン」を展開する結晶能力に加えて、高めの体力を持つ守護という、ずっしりとした印象のフォロワーになった。
結晶としてプレイすると、ファンファーレと自ターン終了時に特定の能力を持つドラゴンを場に出すため、竜の峡谷やドラゴン牧場に近い性能となる。
本体は大型の守護フォロワーで、さらにラストワードでランダムな相手フォロワー1体を破壊できるため守り性能が高い。結晶のラストワードで本体を呼び出すこともできるため、総合的なステータスは相当高く、盤面勝負で光るカードとなるだろう。
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