キャラクター
胡蝶の夢
道教の始祖の一人とされる荘子による説話。
夢の中で蝶としてひらひらと舞っていた所、目が覚めたが、はたして自分は蝶になった夢をみていたのか、それとも今の自分は蝶が見ている夢なのか、という説話である。
物の変化とは表面に現れた現象面での変化に過ぎず、胡蝶と荘周(人間)が形の上において大きな違いを持ちながら、共に己であることに変わりはない、というようなことを述べている。
これは荘子の言う「逍遥遊」の世界であり、また彼の代表作として有名である。
能「胡蝶」
三番目物の精天仙物。
胡蝶の精を主人公とする可憐で軽みのある能劇である。