「これじゃ アラモだぜ・・・」
「死にゆく者たちへの祈り」とは、SFCソフト『機動戦士ガンダム クロスディメンション0079』に収録されたゲームオリジナルシナリオ。
ゲームオリジナル外伝の嚆矢ともなった作品である。
あらすじ
大反攻作戦「オデッサ作戦」へ向けて、ホワイトベースのエリート隊員へ新型モビルスーツ『ピクシー』を輸送するアルバトロス輸送中隊。
そこへ襲い掛かるのは、敗走し本隊からはぐれた犯罪者ばかりで編成されたジオンの『はぐれ部隊』ウルフ・ガー隊。
アルバトロス中隊のMS隊長ボルク・クライはピクシーでの迎撃を進言するが聞き入れられず、上司からクズ呼ばわりされながらガンキャノンのみの編成で出撃する。
無能な隊長に振り回されるアルバトロス中隊と、食料も弾薬も底をつきかけたウルフ・ガー隊の壮絶な戦いが幕を開ける。
登場キャラクター
ボルク・クライ大尉
現場至上主義のアルバトロス中隊MS隊長。
あちこちで上司と対立しトラブルメーカー扱いされているが、部下からの信望は厚い。
ノクト・ガディッシュ中佐
書類至上主義のアルバトロス隊隊長。
ボルクをはじめモビルスーツ隊を『クズ』呼ばわりし、挙句にボルクには自分のクツを舐めさせるというかなりキている人物。
エルラン中将(ジオンとの内通者)の甥で、以前はジャブローのデスク勤めだったが判断ミスによって左遷されたという『前科』の持ち主。
本作最大の憎まれ役。
*****『おれのクツをなめろ!クズのわたしをガンダムに乗せてくださいと言え!』*****
ヘンリー・ブーン中尉
ウルフ・ガー隊長。
ゲリラ戦を得意とするベテランだが、真の望みは好敵手と戦うことである。
サキ・グラハム曹長
ウルフ・ガーの、というか本作の紅一点。勝気で男勝りな女性。
ランバ・ラル隊への配属を希望していたがかなわずウルフ・ガー隊へ配属となる。
ウルフ・ガーでは唯一前科のない隊員。
登場メカニック
陸戦用の新型モビルスーツ。
装備はビーム・ダガー二丁とサブマシンガンと簡素なものだが、空間用装備をオミットし軽量化したため瞬発力はRX-78を上回る。
RX-79(G)陸戦型ガンダムとの関係は不明。
ヘンリー中尉の機体。MS-14Aゲルググ以上の機動力を持つ。
地球攻撃軍が独自に開発したが、8機しか作られなかった。
ヒート・サーベル二丁とショットガンで武装し、クロスコンバットを得意とする。
ノクトは「クズはクズらしく、クズなMSにのってりゃいいんだ」などとほざいているがさすがにガンキャノンをクズ扱いするのはNG
…しかし、このゲームで射撃で戦うのは凄くめんどくさいので、あながち間違いではないのかも(逆にジオニックフロントなんかではとてもそんなことは言えない)
ヘンリー以外のウルフ・ガー隊員は全員ザクを使用する。
マシンガン、バズーカに加えてオリジナル武装の火焔放射機を使う者もいる。
都合全員がボス敵扱いなので、アムロ編のMS-14Aゲルググ等よりはるかに強い。