概要
『ドラゴンクエストXI』において、人気のカップリングのひとつ。
大国デルカダールの国宝を盗んだ元盗賊で勇者と共に追われる身たるカミュと先代勇者一行ゆかりの地で育った聖女の片割れたるベロニカ。一見するとまったく関連性の無い二人なのだが、序盤から中盤にかけて所々で二人のやり取りを目にする事になる。具体的には……
- 比較的冷静で達観しているカミュが、やたらとベロニカをからかう
- ベロニカの実年齢を知っても尚、「おチビちゃん」とお子さま扱い
- にも関わらず、ダーハルーネの町では盗られたベロニカの杖を率先して取り返してくれるイケメンぶり
- そのダーハルーネでデルカダール兵に捕縛されたカミュを誰よりも心配そうに見つめるベロニカ(しかも、一旦町を出てベロニカに会話をすると「くたばるタマじゃない」と前置きしながらもカミュの身を案じる弱気な発言をする)
- ベロニカがカミュに対して「(美しい女性に)見とれてた」と非難すること複数回
- ベロニカイベントにおける一連のカミュの言動(珍しいくらいに取り乱すカミュ)
……と言った具合である。
ここで忘れてはならないのが前述の通り、ベロニカの姿は実年齢では無いと言う事。
この事を踏まえて「見とれてた」の発言を捉えると不思議な事に嫉妬してるようにしか聞こえなくなる(しかもDQ11SではCV追加によって一連の発言の破壊力が凄まじく増している)。このケンカップル染みた関係性は多くのプレイヤーを悶えさせまくり、いつの間にかDQ11の中で最多の人気を誇るカップリングへと急成長していったのだった。
公式が最大手
2017/8/2、公式からとんでもない爆弾が落とされた。
「勇者をダメにするクッション」の販促画像として、PS4版プロデューサーの岡本氏によりツイートされた、勇者たちがスライムクッションでダメになっている画像である。
その画像に登場していたのは、3人。
クッションに顔を埋める主人公、クッションにもたれかかりダメになった顔を晒すカミュ、そして、なぜかクッションには一切触れずにカミュの膝枕で眠るベロニカである。
これによってカミュベロに嵌ったという人も少なくないだろう。
この画像は多くの反響を呼び、クッションは即完売となった。
余談だが、岡本氏はカミュとベロニカの膝枕2ショットをツイッターのアイコンにしており、先のツイートに寄せられた「ベロニカをダメにするカミュの膝枕」というツイートにいいねをしている。
そしてその2日後、再度爆弾が落とされた。
同じく「勇者をダメにするクッション」の販促画像ではあるが、今度は3人に加え、マルティナとセーニャも登場した。
しかしカミュベロ好きの間で話題となったのは、今度はクッションの上に乗れて嬉しそうにはしゃぐベロニカと、そんなベロニカを優しく見つめながら頭に手を添えるカミュである。
一部から「彼氏面」と呼ばれるその穏やかな表情は、さらに多くのカミュベロ好きを生んだのであった(こちらはDQ宣伝担当によるツイート)。
後日、なぜ2人が膝枕に至ったのかの経緯について岡本氏はこうツイートしている。
いい感じにダメになれそうとおもって近づいたら、自分より激しくダメになってる人がいたので、なんか悔しくなっちゃったんだけど、そのまま帰るのもそれはそれで悔しいので、苦し紛れに寝てみたら、想像以上にしっくりきたので気づかぬうちに寝ちゃいましたとさ。めでたしめでたし(めでたくはない)
尚この発言は、あくまで岡本氏の個人アカウントにてツイートされたもので、決して公式設定というわけではないので注意していただきたい。
ただ、この画像自体は岡本氏とは別の開発スタッフが作成していること、そして岡本氏が開発陣をとりまとめるプロデューサーという立場であることを踏まえると、この2人の関係性を公式でどのように捉えているかが垣間見える形となった。
さらに9/29に行われた『ドラゴンクエストXI ネタバレイトショー』ではファンアートコンテストの存在を知った開発スタッフが、「どうしても描かせて」と言って1日で描いたというイラストが公開されたのだが、そこにはカミュの作る料理を物欲しそうな目で背中から見つめるベロニカの姿が描かれていた。二人の年齢を考えるとあきらかに距離感がおかしい訳だが、トドメと言わんばかりのさらなる爆弾投下に多くのカミュベロスキーが悶え死にかけたのは想像に難くないだろう。
関連イラスト
関連タグ
カミュ(DQ11) ベロニカ(DQ11) アラサーカミュベロ
エーテル兄妹…ポケマスでのみそれぞれの声優が同じ人になっている。
ネタバレ
※この先極めて重大なネタバレが掲載されています。表クリア後のストーリーを進めていない方の閲覧はなるべくご遠慮願います。
表クリア後のストーリーを見ると、カミュがベロニカの話題に触れることが多い。
ベロニカが亡くなってしまった後の世界なので、他のメンバーもそれは同様なのだが、それにしたって多い。
一例を挙げると……
- 祝賀会で「ベロニカが羨ましがるくらい楽しもう」
- ベロニカの大人になった姿はべっぴんさんだろうなと、やや照れながら想いを馳せる
- ホムラの里でベロニカと出会った時のことを思い出す
- ベロニカが生き返る可能性があるならそれに賭けようとメンバーを積極的に後押し
- ベロニカが生き返るなら、またお小言を言われるのも悪くないと語る
- 過去に戻る直前、うじうじしてるとベロニカに笑われると発言
さらに、ベロニカを救うために過去へ戻ることになったきっかけとなる謎の遺跡を発見したのはカミュである。
しかも発見した後、実際に謎の遺跡に行くまで、なかまコマンドにおいて「あの遺跡が気になる」というニュアンスのことしか話さない徹底ぶり(クレイモラン近辺を除く)。
ひたすら業務連絡しかしないカミュに苛立ったプレイヤーも多いと思うが、ベロニカと再会するための伏線だったと考えると……。
このように、表クリア後はカミュからベロニカに対する発言が目立つが、過去へ戻った後クレイモランへ行くと、様子のおかしいカミュに対して「あたしらを頼れっての」というベロニカの発言が聞ける。