概要
タツノコプロが制作した、自動車レース(スポーツカーレース)をテーマにしたテレビアニメで、1967年(昭和42年)に、フジテレビ系列で放送された。
アメリカでは『Speed Racer』のタイトルで放送され、人気を博した。
1997年(平成9年)にリメイク版が制作され、テレビ東京系列で放送された。
2006年(平成18年)、アメリカで実写映画化されることが発表され、2008年(平成20年)夏に劇場公開された。監督はマトリックス三部作を手がけたウォシャウスキー兄弟(現在は姉妹)。邦題は『スピード・レーサー』である。
タツノコプロ40周年のプロジェクトで、2002年から「チームマッハ」として、2021年現在までSuperGTのGT300クラスに参戦中。また「マッハ車検」を全国展開するなど、自動車事業に本格的に参入している。
制作された当時、担当演出家4人全員が運転免許を持っておらず、自動車のことは全く知らなかったため荒唐無稽な内容だが、自由な発想が邪魔されなかったことが幸いして大人気作品となった。
主なキャラクター
三船剛(みふね ごう)
本編の主人公であるレーサー。マッハ号で世界のレースに参加し、レーサーとして成長する。その一方で失踪中の実兄・健一の安否を気遣っている。
志村ミチ(しむら ミチ)
剛のガールフレンド。
三船大助(みふね だいすけ)
三船モータースの社長。剛、くりおの父。剛の喧嘩っ早さは彼譲り。タツノコ大学に在籍していた頃はレスリング部のキャプテンをしており、腕っぷしも中々なもの。
三船アヤ(みふね アヤ)
大助の妻にして剛とくりおの母。
三船くりお(みふね くりお)
剛の弟。三平と共にマッハ号などに密航する事が多く、よく事件に巻き込まれる。
三平(さんぺい)
三船家で飼われているチンパンジー。くりおの弟的存在。
覆面レーサーX
諜報組織に所属している謎のレーサー。剛に色々とアドバイスしている。その正体は剛とくりおの実兄・三船健一で、数年前に父・大助のやり方に反発したために大助から勘当され、素性を隠して諜報組織に所属した。流星号という黄色いマシンを駆る。
マッハ号
主人公である三船剛の搭乗する「マッハ号」には幾つかの特別な機能があり、剛のピンチを救う。
その殆どはステアリングパッドにあるボタンで操作される。特殊機能はその頭文字ごとにAからHのボタンが割り当てられている。
車体の独特の塗装パターンはアルファベットのMをモチーフとしている。