概要
人格に問題を抱えた4人の王子の家庭教師を任されることになったハイネ・ヴィトゲンシュタインの、苦闘の日々を描く。
ブリッジの手によってテレビアニメが制作されている。2017年春アニメとして、テレビ東京、テレビ大阪、AT-XおよびBSジャパンで放送。なお、メインキャスト5人がそのまま生身の体で登場する舞台演劇版が2017年9月に東京都内と大阪市で上演された。
さらに2019年2月には映画版が公開されたが、制作アニメスタジオがティアスタジオに変更となった。
主な登場人物
本作の主人公。成人だが、童顔で背も低いことから子供と間違えられることが多い。頭脳から運動神経まで優秀だが、大学は出ていない。一般庶民の出身でありながら、国王の勅命により王室教師に選ばれ、クセのある王子たちをコントロールしつつ帝王学その他を教える。表情が常にほぼ変わらず落ち着いた性格。だが、子供と間違えられるとよく拗ねる。年齢不明。
カイ・フォン・グランツライヒ(CV:安里勇哉)
第二王子。17歳。通称「ジロリ王子」。無口で眼光が鋭いため誤解されやすいが、実際の性格は穏やかで博愛主義者。公衆の前には滅多に出ず口下手だが、本当は周りと打ち解けたいと思っている。動物をフニフニすること、モフモフするものが好き。特に、ハイネの手と愛犬のシャドウ(CV:真田侑)をフニフニすることが好き。婚約書のベアトリクスがいる。
ブルーノ・フォン・グランツライヒ(CV:安達勇人/七瀬彩夏(幼少期))
第三王子。16歳。通称「高圧インテリ王子」。幼少時から、頭脳明晰である。学歴至上主義者だが、礼儀正しく、失敗した人間の面子を理由をつけて立てるなど優しい性格である。ハイネと学力勝負をし、敗れてからはハイネのことを師匠と呼んでいる。また、プライドもレオンハルトほど高くなく、自分が間違っている場合も素直に認め、ハイネに対しては「王子(王族)と庶民」の立場より「教師と生徒(ブルーノ自身の気持ちは、師匠と弟子)」としての立場を尊重する、筋目を通す実直な面もある。
第四王子。15歳。通称「プライドエベレスト王子」。西の大陸で最も美しい「グランツライヒの白百合」と称されるが、プライドが高くあるトラウマから教師が嫌い。勉強から逃げ出すたびに体力がついてきたため運動神経が高い。ピーマンとニンジンと同じくらい嫌いと言う程の勉強嫌いで「1+1」の簡単な計算すらできなかった。しかし天才的発想力を持っていたり、語学においては成長が早い。自分に優しい兄のブルーノを強く尊敬しており、ハイネからは「ブルーノ王子限定ブラコン」とも称された。ザッハトルテが大好物である。
リヒト・フォン・グランツライヒ(CV:蒼井翔太)
第五王子。14歳。通称「チャラ王子」。明るくフレンドリーだがナルシストでチャラ男。4人の王子の中では1番社交性がある。レオンハルトと違い、甘いマスクで明るい人柄であることから女性からの人気があり、その知り合いの多さが情報力ともなっている。お忍びで街に出かけることが多く、王子の身分を隠し「カフェ・ミッターマイヤー」で「リッチ」という名でウェイターとしてアルバイトをしている。ハイネ曰く個性的な4人の中では「普通の子」らしい。