概要
妖精としての「目的」を見失った妖精が、その呪いによって姿さえも失った成れの果て。
黒い霧をまとった不定形の影のような姿をしている。
全身がモース毒と呼ばれる毒で出来ており、妖精がこの毒に汚染されればその妖精もモースと化してしまう。
妖精は触るだけで汚染されてしまうが、基本的に「牙の氏族」だけはそのモース毒にある程度の抵抗力を持つ。人間など妖精以外にはモース毒は効かないものの、その存在自体が呪いなので、長く触れていると呪われる。
ちなみにこのモース毒、妖精にとってはかなりの激痛を伴うものらしい。
またモース毒は呪いのようなものなので、消すことは出来なくても魔術的な手段で移し替えることは可能。つまり誰かがモース毒を肩代わりすれば、その個体の汚染を解除できるということ。
ベリル・ガットにより「モース毒を人間に注入するとどうなるのか」という実験が行われており、その結果生まれたモース人間は「触れた人間もモース人間にする」というバイオハザードじみた特性を持つに至っており、いち早くこれに気がついたペペロンチーノは仲間が触れることを急いで止め、モース人間に触れないと先に進めないようなトラップがあった際には率先して500体のモース人間を殺害、その呪いを一手に引き受けるという捨て身の行動に出た。