プロフィール
性別 | 女性 |
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年齢 | 27歳 |
血液型 | 不明 |
身長 | 143cm |
体重 | 35kg |
誕生日 | 12月25日 |
属性 | 混沌・悪 |
好きな物 | 弱っちくて生意気でみじめな敵、絶好調な自分 |
嫌いな物 | シエル |
天敵 | シエル |
概要
阿良句の注射により死徒化した後、原理血戒のレプリカを注射したことにより死徒として位階を上げたノエル。
死徒化による知覚、知能、価値観のアップデートによって人間時代とは打って変わって人間を見下すようになり、心も彼女が恐れ憎んでいた本当の吸血鬼となってしまっている。
戦闘力はヴローヴに及ばないが、ロズィーアンの魔眼と言われる強力な魔眼を会得し、精神攻撃でシエルを苦しめた。
ただ、本来のノエルは死徒になる才能も乏しかったらしく、阿良句独自の特殊なアプローチでなければ食屍鬼にさえなれなかった可能性も高いことが仄めかされている。
武内崇によれば「デザインコンセプトは妖蝶で、単に少女時代のノエルではなく顔つきも死徒化によって変容している。ノエルの持つ暗い情念の孵化というイメージもあるかもしれない」とコメントしている。
他にも「蜘蛛の巣に囚われた蝶」というのもモチーフの一つで、主役のつもりが脇役ですらないというコンセプト。
シエルとの関係性
ノエルとシエルは、元々同じフランスの小さな田舎で生まれ育った幼馴染。
シエルの父が経営するパン屋のケーキを、ノエルの父が経営するレストランで販売するぐらいには親同士の交流があり、その派生から両者も知人程度の関係性が築かれていった。
その頃のノエルは年頃の女の子としては肉体の成長が遅くて、自分よりも年下のシエルの方が肉体の成長が早く、それを少し、いや割と恨めしそうにしながらも長い付き合いを続けていた。
そして、そんな嫉妬しながら嫌いにはなれない知人と、レストランに訪れるちょっと気になる東洋系の男性との他愛ない話をする日常がずっと続くとなんとなく思っていたノエル。
…しかしその小さな幸せは、シエルがミハイル・ロア・バルダムヨォンの十七番目の転生体として覚醒したことによって粉々に砕け散った。
結果、多数の祖が集まった「フランス事変」により母が殺され、教会に逃げ込んだ父も自分諸共ロア(シエル)によって真祖が来るまでの玩具として弄ばれて絶命。
自身も上記の男性に逃げる為の囮として放り投げられるが、その時点で死体同然の有様だったため逆に自分達だけ助かり、その後ロアが討たれた事で生き延びた。
リメイク前の旧作にも彼女は居たのかもしれないが、そちらでは間違いなく途中で死亡しているだろう。
だがノエルの不幸は続き、「フランス事変」を生ききった者全員が聖堂教会からしたら死徒という怪物に汚染されたと認定して、そのまま修道院で死ぬまで管理しようとして来た。地獄を生き抜いた先の運命を嫌ったノエルは、自分に才能なんて無いと知りながらも仮初の自由の為に代行者になった。
そんな中で死んだはずのシエルが突如生き返り、処刑と拷問の果てに埋葬機関に入った頃に二人は再会。
早々に立場が危うくなっていたノエルは入ったばかりのシエルに弟子入りを懇願。向こうも罪悪感からそれを承諾し、師弟としてタッグを組むようになった。
この時のノエルは自分の家族と人生を壊したシエルへ激しい憎悪を抱き、代行者として幸せ無き機械のように吸血鬼を狩るだけの存在となった彼女にざまあみろと思う一方、贖罪のため茨の道を進むシエルの事を尊敬もしていた。
【自分の人生を壊した事は絶対に許さない。だがそれはそれとして一緒に頑張っていこう】と、そう思うようになった。
そして、月とスッポンどころではない心身の力量差から、自分がどうしようもないぐらいに壊れた時が自分達の関係の終わりだとノエルは願っていた。
だがシエルルートにて、もういない筈だった"少女としてのシエル"が遠野志貴により戻ってきた事で、その願いさえも粉々に砕かれる事になった。