CV:須永克彦(TV版) / 笑福亭仁鶴(映画版)
人物
竹本テツと丸山ミツルの小学生時代の担任(恩師)で、竹本チエの担任・花井渉の父。妻には先立たれている。一人称は「ワシ」。和服姿に下駄履きが普段着。京都大学卒らしい。
現在は物書きで生計を立てており、得意分野は李白の研究。テツとヨシ江の仲人も務めた。
その名のとおり、テツが問題を起こしたり説教をする際には拳骨や下駄を使ってド突くなどの腕っ節と理にかなった説教をするが、それらは精神的に未熟なテツに対する愛情の裏返しである。テツにとって頭が上がらず、陰口を叩くことはあるが、子供じみたいたずらをし合ったり、素直に意見を聞くなど何だかんだでお互いに信頼し合っている。劇中では「テツを(犯罪者にしないために)社会的制裁から守る影の黒幕」とまで言われている。
豪放磊落な人物で大学時代は相撲部主将としてアマチュア横綱を張ったこともある。しかし「横縞教授フルチン事件」を起こしたりするなどテツとは違った意味で問題児だった上に、本人も立身出世にあまり興味がなかったために小学校教諭の道を選んでいる。また百合根光三に匹敵するかそれ以上の酒豪で漫画では銘酒で百合根と意気投合するシーンもある。それゆえかテツが結果的にヨシ江を追い出した件を持ち出して復縁させようとした際、円満解決の為とはいえ下戸なテツはおろか、チエにまで酒を飲ませようとするなど元教育者らしからぬ行動を起こすこともあった。
なお、名前の読み仮名は「けんこつ」であり、「げんこつ」ではないので注意(「きょこつ」でもない)。