じゃりン子チエに登場する人物。西萩署所属の警察官で、竹本テツの親友。
声優:(高畑勲監督版)上方よしお(西川のりおと漫才コンビを組んでいた相方で、彼も高畑勲監督が引き続き採用するよう明言した一人)
概要
竹本テツとは古くからの親友で、本人は腐れ縁と思っていながらもテっちゃんと親しみを込めて呼び続けている。青年時代はテツに次ぐ悪童として名を知られ、色々な悪事に手を染めていたこともあったらしいが、テツがヨシ江と出会ったぐらいからは更生した。
また、若い頃はヨシ江(その前にもアケミという初恋の女性がいたが、彼女はテツが好きだったため失恋)に熱を上げていたが、あえなく撃沈。その後も振られ続け最後に惚れた相手がヤンキーと交際したというので、逆にソイツらを捕まえてやるというヤケクソ根性で警官採用試験に合格し、晴れて警察官となった。
登場時は派出所勤務のヒラ巡査だったが、劇中でのお手柄(本人は何もやっていなかったが、テツと百合根が暴れたことで、賭博行為をしていたヤクザたちを一斉検挙したこと)によって所長に出世する。
仕事は普段真面目なのだが、テツに弱味を握られている所やテツに甘い所もあり、テツの悪事も情状酌量で見逃している部分もある。しかし、いざという場面では制服を脱ぎ捨てて、テツと一緒に敵とのタイマン勝負に挑むなど度胸の強さを見せることもある。
チエからはミツルのおっちゃんと親しみを込めて呼ばれているが、原作で彼と知り合ったきっかけは、テツによる詐欺行為とそれに起因する営業停止処分の通告というかなりシビアな展開だった(アニメではカット)。
また、カルメラ兄弟とは至って犬猿の仲で、最後の最後まで仲は改善していない。
妻帯者であり、山下ノブ子という女性と職場恋愛で結婚。祖母のはからいでテツが仲人を務め、成功を収めた。その後は正雄という男児を儲けたが、花井渉の息子と違い、名前しか出てこない。