概要
勇者の家庭教師アバンが苛烈な修行を終え、力や技の優劣より世界を救うに相応しい生徒に卒業の証として贈るアクセサリーで、輝石と聖石と呼ばれる貴重な2つの石を組み合わせて磨き上げ、呪法で凝縮したもの。正式には輝聖石と呼ばれる。ジニュアール家に代々伝承される品で製法を知っているのは現在ではアバンのみ。
単なるアクセサリーではなく、聖なる力を高め、邪を弾く能力を秘めており、持ち主のダメージを軽減し、力を増幅させる効果があることが明らかになるが、高い比率での効果はない。『獄炎の魔王』ではマトリフが用いた重力呪文を宝珠に封じて、海波斬習得の修行の枷として篤かった。
だが、邪悪に打ち勝つ人の心の力を感知する性質を持ち、複数の印を魔法円に囲む事で最大限に高め破邪力を増大させられる。
これを知る前のアバンの使徒達は「単なる装飾品」と思っていたらしく、効果を知った時に、ポップは『自分達の首の皮一枚を必死に繋いでくれていた』と感謝し、ダイは『アバン先生は、ずっと俺達と一緒に戦ってくれていたんだ』と改めて感謝した。
しかし、輝聖石が完成しても熟成期間が必要となる為、表舞台に現れたのは五つしかない。その一つは過去にアバンが魔王ハドラー討伐に旅立つ時に当時王女であったカール王国女王フローラが持つ「カールのまもり」と交換しており、これが縁で卒業の証として思い立ったのだろうと彼女は推測する。
残りの4つはヒュンケル、マァム、ポップ、ダイの順番で【卒業の証】として渡っているが、レオナの物は、憧れであるフローラからアバンなら様々な資質とミナカトールを短時間で契約可能だと判断して自身のモノを手渡した。
1991年版/2020年版双方のアニメでは時折輝く描写が見られる。
劇場版にて
劇場版「ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~起ちあがれ、アバンの使徒」では魔王軍妖魔師団所属妖魔導師ベルドーザの手により、ポップとマァムのものが偽物とすり替えられてしまう。(ダイは、運よくすり替えられなかった)
星のドラゴンクエストでは
各々のアバンの使徒仕様で登場。いずれも入手難易度が高い。