近本光司

ちかもとこうじ

兵庫県出身のプロ野球選手。阪神タイガース所属。

概要

1994年11月9日生まれ、兵庫県出身。

ポジションは外野手、左投左打。

兵庫県立社高等学校、関西学院大学、社会人野球・大阪ガスを経て、2018年オフのドラフト会議にて阪神タイガースから1位指名を受け入団。俊足が武器で、入団前後では「赤星憲広2世」とも称されていた。

プロ1年目・2019年は開幕1軍入り。現在では不動の1番打者として起用されている。同年7月のオールスターゲーム第2戦(阪神甲子園球場)では、1992年の古田敦也以来のサイクルヒット達成し(新人選手では初めて)、MVPとなった。

元々高校野球および大学野球よりもレベルが高い社会人野球で揉まれていたことも考慮されたのか、新人王こそ高卒二年目にして30本以上の本塁打を放つインパクトを残した村上宗隆に譲ったものの、活躍は遜色無いとのことで新人特別賞を受賞した。

長嶋茂雄氏が1958年に記録したセ・リーグ新人安打記録153本を破り、36盗塁で盗塁王獲得。

そんな近本だが、ドラフト当時は、レベルの高い社会人野球で揉まれた実力者にもかかわらず、根尾、安田、辰巳等のビッグネームに埋もれていたことや、いわゆる「外れ外れ一位」だったことから、前評判は決して高くなかった。それだけにいきなりの活躍には驚きの声も大きかった。

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中野拓夢:2021年に、同じくルーキーイヤーで盗塁王を獲得。前評判がドラフト当時は然程高くなかったことや、新人王レベルの活躍にも関わらず新人王を逃したという点も共通。