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破壊の魔女(プリキュア)の編集履歴

2022-01-16 23:02:59 バージョン

破壊の魔女(プリキュア)

はかいのまじょ

『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の登場人物、あとまわしの魔女のかつての称号。

概要

第42話にてバトラーから語られた、あとまわしの魔女のかつての称号。


過去、伝説のプリキュアと対峙していた存在と思われ、バトラーはこの頃から彼女に仕えていた忠臣である。


その目的は世界の破壊だが、何故その様な事を目論んでいたのかについては今の所分かっていない。


人物の詳細や本編の動向はあとまわしの魔女を参照。


※以下は本編の核心に関するネタバレが含まれます






































真相

第44話にて、その正体が産まれながらにして『破壊』を司る存在である事が判明する。


その目的はただ一つ、世界を滅ぼす事。

理由などない。ただそのように生まれた存在だったから、魔女は破壊の限りを尽くした。


しかし人間の抵抗に遭い、傷ついて洞窟に隠れていたところをアウネーテという少女が見つけた。アウネーテは相手が『破壊の魔女』とも知らず、傷ついた魔女を気の毒に思い、懸命に手当てをする。

彼女に名前を聞かれた魔女が「海の世界から来た」とだけ答えると、アウネーテは無邪気に興味を示し、さらに「あなたの国や友達の事を聞かせて」と尋ねる。『友達』という単語に魔女が怪訝そうな素振りをすると、「わたし達も、もう友達だよね」と、楽しげに笑い、魔女の指にアネモネの花の指輪をつけてあげるのだった。


しかしその穏やかな時間は長くは続かなかった。


「わたしは破壊の魔女…この世界を破壊するために生まれてきた…」


自分の存在意義を噛みしめるかのように呟くと、魔女は海に飛び込んで、アウネーテに別れも告げずに姿を消した。水面には、指輪のアネモネが浮かんでいた。


そして魔女は再び破壊を開始する。アウネーテの住む町の近くにも侵攻が近づいてきた。そして世界の危機を知った人魚の女王は、一人の人魚を人間の世界に向かわせ、人間の少女を伝説の戦士プリキュアに選んだ。それがアウネーテだったのである。

バトラーからプリキュアなる邪魔者が現われたと聞かされた魔女は、自ら捻りつぶさんとして出撃し、そこで二人は対峙した。友達ではなく、敵同士として。


魔女「お前がプリキュア…!?」

アウネーテ「あなたが破壊の魔女?…どうして…」

魔女「わたしは破壊の魔女。この世界を破壊するために生まれた」

アウネーテ「お願い!やめて!」

魔女「その願いは聞けぬ…」

アウネーテ「だったら…悲しいけどわたしは…あなたを倒すしかない!」


そしてアウネーテはキュアオアシスに変身し、戦いが始まる。そのいつ果てるとも知れぬ激闘の最中、魔女は見た。キュアオアシスの瞳から大粒の涙が溢れるのを。それは怒りか、悲しみによるものか。魔女は目を逸らすかのように雄叫びを上げ、死闘を繰り広げたものの、勝負はつきそうにもなかった。


「決着は明日にしよう…」


どうあってもキュオアシスが退かないと見てか、遂に魔女はそう言い捨てて退却していった。


だが、その『明日』は二度と来る事はなかった。


バトラー「魔女様、明日になりました。プリキュアとの決着を」

魔女「明日にするわ」


バトラー「魔女様、今日こそは」

魔女「いや、明日にしよう」


バトラー「魔女様、決着をどうか」

魔女「決着は明日だ」


バトラー「魔女様…」

魔女「まだ機は熟さぬ…」


魔女は、キュアオアシスとの決着をつけたくないがために、ひたすら明日へとあとまわしを続けた。


そして長い年月が経つ内に、何をあとまわしにしようとしたのかすら思い出せなくなってしまっていた。


こうして「破壊の魔女」は「あとまわしの魔女」になったのである。


それでもまだ足りずに、愚者の棺を用いて永遠の命を手に入れて、あとまわしを続けようとしていたのだ。


関連キャラ


クローズ(プリキュア) エリシオ 蛇遣い座(プリキュア):プリキュアと決着を付けず去っていったプリキュアシリーズのラスボスキャラクター。ただし彼らはプリキュアとは完全に和解はしておらず、クローズに関してはいずれまた現れる事を仄めかす台詞を残しながら去っている。


オベロン・ヴォーティガーン:破壊の魔女と同じく滅びの意思が具現化した存在。あらゆる物に対して嫌悪感を抱き、更に生まれながらの大嘘つきであり、目的の為に多くの者たちを欺き嘲笑っていた、破壊の魔女より遥かにタチの悪い人物。しかし、主人公達に敗れてからは、完全に改心したわけではないが一応仲間として世界を救う闘いに力を貸してくれている。


ククルック:人形劇の悪役に使われた人形が付喪神と化した悪。悪事の動機が悪役だから悪事を行うと言うもので、生者から受け入れがたい存在理由と、顛末が自分に優しくし、受け入れようとした存在が現れた事で自分の存在意義を失う点が共通する。

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