概要
CV:常田富士男
映画ユニコ 魔法の島へに登場する敵。
まん丸とした体格に赤い帽子とマントと、オレンジのウェーブヘアーと細い顔という異形な姿の魔法使い。しかもオネェ言葉を使ったりと不気味な要素を持つ。トルビーという人間の青年を弟子にしている。
使う魔法は強力で、生き物やお化けを生き人形やおもちゃの人形に変えて操ったり、攻撃魔法も使ったりできる。しかも厄介なことに人間に対する恨みや憎しみ。そして人間からの恐れが魔法を強くする。
実は昔、人形劇に使われていた、悪役専門の操り人形だった。しかし操り糸が絡まって海に捨てられ、地の果てに流れつく。そこで300年間ほんの少しの陽光を浴び続けた結果、付喪神の如く自分で動くことが出来た。そして、自分を散々こき使って捨てた人間に復讐するために、魔法使いとなって生き人形を材料に自分の城を作った。
ただ、人間を恨んではいるが、嫌われ、恐れられたり気味悪がれると、その体を存分に転がして喜ぶ他、復讐心が動機でありながら人間の弟子を取り、反抗するまではぞんざいに扱うどころか協力者として(上下関係はあれど)そこそこ重宝しており、歪とも言える。
恐らくだが、ククルックの真の目的は、前身で悪役だったために悪事を働いて、人々から恐れられ、疎まれると言う存在意義に殉じていた節がある。
ユニコとは最後の勝負で重傷を負いながらも、その攻撃がユニコの本心でも本気でないことに腹を立てた。するとユニコの口から「アンタが可哀想だから」とか、「友だちになりたい」といった優しい言葉をかけられる。ククルックは、初めて向けられた優しさと優しくされた喜びに存在意義が揺らぎ、憎しみがなくなって元の人形に戻った。ただし、人形の顔は少し変化していた。
関連イラスト
関連タグ
ユニコ 魔法使い オカマ 付喪神 ドM トラウマ 哀しき悪役
あとまわしの魔女:2021年のプリキュア作品に登場する魔女。かつて破壊の魔女と呼ばれて、生まれながらに破壊と自然災害の化身と言う理由で、破壊の限りを尽くしてきたがユニコと同じように自分に優しくしてくれた少女が現れて、自分の存在意義を失ったところが似ている。