以下、ネタバレ注意!
「乾いた心に!キュアオアシス!」
CV:中原麻衣
概要
『トロピカル〜ジュ!プリキュア』に登場する伝説のプリキュアの真の名前。第44話において判明した。
第43話以前の活躍と詳細のプロフィールについては、こちらを参照。
変身者の名前はアウネーテ。アンデルセンの戯曲詩にもなったヨーロッパの童謡『アウネーテと人魚』が元ネタと思われる。詳細は当該記事を参照。
数百年前に活躍したプリキュアであり、物語の時間軸では既に故人。
現代では肉体は滅び幽霊のような存在になっており、夢の中や鏡の中に幻影として現れることはできるが、物理的な干渉はできない。
自然災害の化身である“破壊の魔女”を倒す為に当時の人魚のスカウトを受けて誕生したプリキュアだったのだが、偶然にもプリキュア覚醒前に傷ついた魔女を助け心を通わせたことがある。この時には自分が助けたのが破壊の魔女だと言うことは知らなかったが、キュアオアシスとして魔女と戦っていく中で相手の正体を知り、どうにか和解したいと望んでいた。
オアシスの思いにほだされた破壊の魔女は、和解こそしなかったが何かと理由をつけては破壊活動やオアシスとの決着を先送りするようになり、結果的に世界に平和が訪れた。
しかし長い寿命がある破壊の魔女が延々とオアシスとの決着を先送りにして避けていく間に、人間であるアウネーテの生涯はとっくに終わってしまう。魔女はその事実を認めないかのようにオアシスとの決着を先送りする理由を毎日考え続け、そんなことを繰り返すうちに魔女も老齢で衰え、自分が何を「あとまわし」にしようとしているかを忘れてしまう。それでも何かをあとまわしにしないといけないと言う執念だけは残り、ありとあらゆる物事を後回しにする"あとまわしの魔女"へと変わっていった。
一方、寿命によって肉体が滅んだオアシスは、その強い思いから魂だけは現世に留まり続け、いつか魔女と再戦(再開)の約束を果たす事を願っていた。
そして現代。新たなるプリキュアであるトロピカルージュプリキュアが誕生したことで、彼女達に自分の遺志をついでもらうべく、節目節目で現代のプリキュア達の前に幻影として現れ、導いていったのである。
戦闘スタイル
回想シーンでは、彼女の戦いがわずかながら描かれているが、トロピカルージュプリキュアの初期メンバー同様、ハートルージュロッドを使用している。
まなつが持っているリップのものかは不明だが、単独でエクセレン・トロピカルスタイルの浄化技を発動できる。
さらにその浄化技自体が今のプリキュア達とは異なっており、ピンクの像を召喚するのは同じだが、敵にドロップキックをかますのでなく、スタンピングアタックで踏み潰ししていた。しかも複数体同時に踏み潰していたので、現代のプリキュアよりも強力な技を使っていたとも言える。
活躍
第43話以前については、伝説のプリキュア(トロピカル〜ジュ!プリキュア)を参照。
第44話
光り輝くキュアサマーの姿に、伝説のプリキュアの魂が降り立った。
「やっと会えた…」と微笑む彼女の笑顔を見て、「わたしは…わたしも…会いたかった…!」と魔女の頬に滂沱の涙が流れる。
伝説のプリキュアとサマーの「さあ、あなたの今一番大事なことを」という声を聞き、「わたしは…お前と…友達に…!」と魔女は手を差し出した。サマーから離れた伝説のプリキュアが握り返すと、魔女は嬉しそうな笑顔を浮かべ、魔女の体は泡と化して天へと昇って行く。
「ありがとう、サマー…みんな…」と礼を述べて、魔女と一緒に去ってゆこうとする彼女に、サマーが「待って!あなたの名前は!?」と尋ねると、「キュアオアシス…」と最後に名乗り、その姿は輝きながら消えて行った。
関連タグ
来海えりか/キュアマリン:彼女本人とはなんの関係はないが、ゲスト回で冗談めいてキュアヤシの木と発言していた。その冗談はある意味伏線であると言える。