この記事には『暁月のフィナーレ』のネタバレがあるため注意!!
エルピス……その名を携え、行くといい。
概要
『暁月のフィナーレ』でキーとなる言葉。
当初は、ハイデリン…ヴェーネスから渡された「人の心を映す白い花」の名前として登場し、その後「古代人達のつくった施設の名前」である事が明らかになる。
人の心を映す白い花
かつてエルピスにて美しい花を創ることを愛していた職員が偶然生み出した花。
そのためエルピスの名を冠している。
周囲の人間の心を映して色を変える性質を持ち、明るい感情の場合は白く輝き、負の感情の場合は暗くなる。
世界の分断後はオールド・シャーレアンの地下空間「ラヴィリンソス」で見かけられるが、現在では正しい名前で呼ばれなくなっている。
施設
施設としてのエルピスは創造された生物や魔法生物を創造物管理局への正式登録前に惑星に適しているかなど生態を詳しく観察、研究し、認可された創造生物は適切な地域に放たれる、品質検査所とも言える実験場であった。
その一方、破壊衝動が強すぎるなどの理由で危険だと判断されたものは「星海に還す」事が決まっている。それはすなわち「できるだけ苦痛なく殺処分する」事であり、現所長は創造された命を尊び、極力そうならないように慎重に対処しようとしている。
エルピスはいくつかの浮島からなりたっており、緑あふれる浮島には数多くの創造生物たちが暮らしている。創造生物たちには研究員がそれぞれついていてその生態を観察したり研究したりしている。
現所長はヘルメス。
ちなみに前所長は十四人委員会の現ファダニエルであり、近々座を降りることになっている。
中盤以降、ある事をきっかけとし、思いがけない人物の助力を得、光の戦士は1万2千年前のエルピスへ向かうことになる。
そこで新たな創造生物「メーティオン」と出会うのだが……