大手専門商社「山善」創業者・山本猛夫をモデルとした立志伝である。
「どてらい」は紀州弁で「凄い」の意。
小説は1971年よりアサヒ芸能(徳間書店)で連載され、1973年より関西テレビ製作でテレビドラマ化。原作者の花登が脚本を手掛けた。
ドラマは大ヒットし、3年半にわたり放映され、主人公・山下猛造を演じた西郷輝彦は俳優としての地位を確立した。
2013年にDVD化が検討されたが、ビデオテープが高価で使い回しが当たり前だった時代の作品であり、関西テレビのアーカイブ倉庫には第1話と最終話のテープしか現存していなかった。
その後、「山善」で第7話から129話までのテープが発見され、修復・デジタル化が行われた。関西テレビが一般に録画テープの提供を呼びかけた結果、現在は見つかったテープによりほぼストーリーが追えるようになっている。