概要
大手専門商社・山善の創業者である山本猛夫をモデルとした立志伝である。
「どてらい」は紀州弁で「凄い」の意。
1973年10月より関西テレビ製作でテレビドラマ化。原作者の花登が脚本を手掛けた。
ドラマは大ヒットし、1977年3月までの3年半にわたり放映され、主人公・山下猛造を演じた西郷輝彦は俳優としての地位を確立した。
また、テレビで放映中の1975年2月に映画化されており、東宝系の映画館で公開された。監督はクレージー映画でおなじみの古澤憲吾で、東宝ではクレージー映画以来5年ぶりに監督を務めた作品となった。
1977年から1979年まで、横山まさみちによるコミカライズが週刊漫画TIMES(芳文社)で連載。
2013年に大ヒットしたドラマ『半沢直樹』を想起させるとしてDVD化が検討されたが、ビデオテープが高価で使い回しが当たり前だった時代の作品であり、関西テレビのアーカイブ倉庫には第1話と最終話のテープしか現存していなかった。
その後、山善で第7話から129話までのテープが発見され、修復・デジタル化が行われた。関西テレビが一般に録画テープの提供を呼びかけた結果、現在は見つかったテープによりほぼストーリーが追えるようになっている。
2022年には一般の録画テープから発見された第3話を含む一部エピソードがCS放送「時代劇専門チャンネル」で再放送された。