概要
1970年1月8日から1971年4月1日まで日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ。
1972年1月6日から1973年3月29日まで第2シリーズ、1973年8月23日から1974年2月14日まで「新・細うで繁盛記」が放送された。
最高視聴率38.0%を記録する人気ドラマで、OPの「銭の花の色は清らかに白い。だが蕾は血がにじんだように赤く、その香りは汗の匂いがする」という新珠三千代のナレーション、冨士眞奈美の「犬にやる飯はあってもおみゃーにやる飯はにゃーだで!」という静岡弁のセリフなどが話題になった。
ドラマの舞台となる「山水館」は「ホテル大東館」の旧館「山水」がモデル。
製作:よみうりテレビ
原作:花登筺
脚本:花登筺
演出:小泉勲
あらすじ
大阪の料亭「南地楼」経営者の孫娘・加代は祖母ゆうから大阪商人の心構えを聞かされて育つが、終戦後「南地楼」は没落し、加代は熱川の旅館「山水館」の正吾の元に嫁ぐ。正吾は戦傷のため不能だった。
加代は「山水館」を繁盛させようと努力するが、保守的な義父、夫、正子(義妹)はことごとく加代のやり方を否定する。しかし加代は大阪商人の心構えを胸に豊富なアイデアで「山水館」を大きくしてゆく。