「だったら最後に選ばせてやるよ 罪に飲まれるか、罪を喰らうか……!」
概要
「咎我鬼(とがおに)」と呼ばれ、世界から忌み嫌われ恐れられている存在である青年。
「自身の好きに生きる」がモットーで、飄々とした性格。とある場所を探す旅の道中で、咎我人となったカナタとミゼラを救い、旅に同行。二人の助けとなる、ある特別な力を持っている。
その見た目通り、ワイルドで粋な一面がある性格で、自分の意思だけではどうにもできない仕組みの世界で、自分で全てを決めて生きる彼の存在はパーティメンバーに影響を与えていく。
一方で大の酒好きで、その為にカナタに行商人から酒を盗むように命じようとする程。
外見
肩にかかる程の長さの黒髪で、右側の先端が赤みがかっている。
服装は黒を基調としており、上着は裏地が赤のコートで、手には手袋、下は長ズボン、太腿までを覆うブーツはヒールや先端がくすんだ金色。
コートは胸元で1ヶ所結んでいる部分以外は、大きく露出して筋肉が強調されている。
ブラッドシンの箇所は腹部であり、臍の周囲に刻印がある。その刻印の刻まれている場所から、情報公開当初はネット上である名称で呼ばれることもあった。
戦闘スタイル
その身に宿すブラッドシンは「終わりなき痛み」(エバーペイン)。
二丁拳銃を武器に戦う。キャラ性能としては火力そのものは平均的だが、ヒット数が多くコンボを重ねれば重ねるほど火力が上がるというこのゲームの性質上「事前にありったけのヒット数の技をぶち込んでおき、仲間の攻撃の威力を上げていく」というヴィシャス自身の性格に反してどちらかと言うと火力支援型の性能。
価値観
このようなワイルドな性格のヴィシャスだが、SNSの炎上や誹謗中傷をモチーフとしたビジョンオーブのシステムやそれを使う人間を嫌っており、現実のSNSの真意を突くような発言をする場面も多々ある。
- 「テメェらみたいなのが一番気に食わねぇ。手を汚す覚悟もなく、正義の傘に隠れて人を蹴落とす、そんな奴らは殺してやる。一人残らずな……!」
2章、農産物の不作が続くノチート村で、村人達が憂さ晴らし目的でビジョンセントラルに罪人の執行を願っていた。その後、幼馴染の為に魔物を狩っていたヴェイグを不確定な情報にも関わらず、村人達が危険人物としてビジョンオーブで転映しようとした際に上記の台詞を発言した。
- 「一部の事実があればそれらしい出来事は全部事実だって思っちまう、そんなもんだろ、どうでもいい他人の事なんてよ」
3章、国王ゲイデルの嘘情報によりイージスが咎我人となった際に発言。
- 「弱ぇ奴はよ、嫌いだって声を上げる事すら出来ねぇ。テメェが間違ってるって言われるのが怖くてな。だが…なんでもいい。責めていいって口実さえ手に入れちまえば、嫌いって感情は正義に変わる、そいつの中だけでな。」
5章、ユナが咎我人となった際に発言。責めていいという口実を手に入れた、『元々ユナを嫌っていた町人』が大きな声を上げ彼女を転映した。それに連動して罪の部分しか見ない大勢の人間が裁きを願いユナは咎我人となってしまう。