※この記事にはネタバレを含みます。
「……何したの、今」
「運動エネルギーを斬っただけよ」
概要
アルター王国初代国王アズライト・アルターが発見し、建国伝説の立役者と言える聖剣。
王族でも適性ある者しか使えず、現在は第一王女であるアルティミア・A・アルターが使用している。
特徴
アズライトの髪と同じ藍色(書籍版のイラストはもう少し鮮やか)の刀身をした剣。
その正体はイレギュラーのUBM。
かつて覇王が使った無銘の斧と同時期に創られた原初の最高傑作で、デンドロ内の歴史で二千年前の先々期文明末期に喪われた後、アズライトが発見するまでの間にUBMに変質。自身を拾ったアズライトにアルターを扱える適性を見出だした事で、王家には何代かに一人アルターの適性者が生まれる。
このアルターの所有者を専用の特殊超級職である【聖剣王】・【聖剣姫】に就かせ、その力のリミッターを解除させるスキルをもたらす。
能力
『絶対切断』の理をもつデンドロ世界で最強の剣。
普段は何でも切断しないようにリミッターがかけられ、一度その力が解放されれば超級エンブリオや超級武具すら凌駕する。
存在さえはっきりしていれば実体の有無に関わらず切断する概念攻撃が可能で、最大の特徴は切ると同時に『始まり』を刻み直す点。これにより切られた状態が正常な状態となり、一生消えない傷をつけられる。ただし使い手の加減次第で、切断箇所の周囲を抉れば治癒可能になる。
また同じ時代に使い手を二人以上生み出さない為、超級職の空位状況を把握する機能があり、実は無銘の斧と同様に意志がある。(ちなみに斧にも空位把握機能はある)
【聖剣王】/【聖剣姫】
アルター専用の特殊超級職。無銘の斧が反動で使用者を傷つけるように、アルターも最終工程が施されなければ、使う度に使い手に治癒不可の傷を刻む欠陥武具になっていた。
しかしこの超級職の存在故にある程度安全にアルターを運用できている。アルターのスキルは同時に【聖剣王】/【聖剣姫】のスキルでもある。
スキル
- 《抜剣》(リリース)
一つ目のセーフティロックを外して基本能力を解放する基本スキル。
- 《カット》
エネルギー切断機能を起動するスキル。
任意のエネルギーを切断し、運動エネルギーを切断すれば高所からの落下物も安全に着地させられる。
- 《元始の境界線》(ボーダー・ワン)
二つ目のセーフティを解除して放つ奥義。
上記の《カット》以上のエネルギー・空間切断を完全解放する。空間にすら『始まり』を刻み直す程の力だが、使い手にすら致命的を与えかねない諸刃の剣であり、また寿命・HP・MP・SPを同時に消耗し続ける為アルティミアは短時間使用しただけで髪が変色している。
- 《聖剣の継承者》
パッシブスキル。【聖剣王】/【聖剣姫】は超級職としてはアルターを扱う事に特化している為ステータスの補正が他の超級職よりも低いが、このスキルによりアルターの所有者のステータスを10倍化させる。
これ以外にも最終奥義が存在。【邪神】を打ち倒す切り札と言えるのだが、命を消費する為【聖女】によるサポートが必要にも関わらず、現在【聖女】はゼクス・ヴュルフェルに奪われてしまっている。
関連タグ
真魔剛竜剣:特定の存在にしか使えない伝説の剣繋がり。
斬鉄剣:何でも切れる剣と言えばコレ。