史実の平重衡
保元2年(1157年) - 文治元年6月23日(1185年7月21日)
しかし、奈良で園城寺や興福寺など寺院勢との戦いで、誤って東大寺を焼き討ちにしてしまい、世間から強く非難された。
平家の西海落ちにも従ったが、一の谷の戦いで敗れて源氏軍に捕まった。
法然上人から仏法を説かれた後、梶原景時に鎌倉へ護送され源頼朝に引見された。
虜囚となった重衡だったが、北条政子によって千手の前という女性が側に仕え、重衡は横笛を、千手は琵琶を弾いて彼の心を慰めた。
そして、壇ノ浦の戦いのあった元暦2年(1185年)、重衡は東大寺に引き渡され、妻・輔子との最後の再会を果たした後、斬首された。享年29歳。
多くの合戦に参加した猛者の印象の一方で、心遣いを忘れない気を利かせる、冗談も言うユーモアを持った人物。容貌は「艶かしいほど清らか」と記録が残るほどの美男。また、詩や笛など教養にも優れていた。
頼朝は虜囚であることを恥じず、死を恐れない堂々とした態度に感嘆したという。
『遙かなる時空の中で3』の平重衡
声 - 浜田賢二
誕生日:9月24日。年齢:24歳。血液型:B型。身長:183cm。
五行属性は金。象徴物は白い芥子。イメージカラーは銀色(しろがねいろ)。
記憶をなくし、奥州平泉の藤原泰衡の下で郎党として仕えている。控えめで気品があり、洗練された青年。泰衡の命により、白龍の神子である主人公に付き従う。髪の色や背丈、顔立ちなど、平家の将・平知盛によく似ている。
正体は、壇ノ浦で海に身を投げた平知盛の弟である重衡で、固有の恋愛イベントでのみ記憶を取り戻す。また、他のルートで彼の素性が判明する描写はない。
率直な言動が特徴で、弁慶やヒノエに負けず劣らずの甘い台詞も平然と言ってのけ、周囲を驚かせる。
「十六夜記」においてのみ、恋愛対象として攻略可能。また運命の迷宮でも、知盛同様、選択肢によっては一夜限り会うことができる。
戦闘時は方天戟という柄が長い斧を使用する。身長並みに大きな武器を軽々と扱い、全体を攻撃する特技も覚える。