「生きた証を共に残そうか」
『あんさんぶるスターズ!! ESアイドルソング Extra fine & Eden』収録曲「Deep Eclipse」より
概要
スマホアプリ「あんさんぶるスターズ!」及び「あんさんぶるスターズ!!Basic/Music」のキャラクター、七種茨と漣ジュンのBLカップリング。
それぞれCOSMIC PRODUCTION所属のアイドルユニット、Adam、Eve、及びLilithのメンバーであり、AdamとEveが合体したEdenではともに活動する唯一の同い年のユニットメンバーである。
プロフィール
名称 | 七種茨 | 漣ジュン |
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CV. | 逢坂良太 | 内田雄馬 |
誕生日 | 11月14日 | 8月16日 |
身長 | 172cm | 173cm |
体重 | 60kg | 61kg |
キャッチコピー | 侵略のタクティシャン | ワイルドハイエナ |
過去のキャッチコピー | 七色タクティシャン | 影の従僕 |
同学年ながらも年齢は約三ヶ月差、身長は1cm差、体重も1kg差である。
また、姓のイニシャルは二人とも同じで「S」である。
呼称
茨からの呼称は、基本的には「ジュン」である。現時点では呼び捨てで呼称しているキャラクターは伏見弓弦とジュンのみである。
その他には「ジュン氏」「あなた」「こいつ」「彼」「親友」「心の友」などが挙げられる。
ジュンからの呼称は基本的には「茨」だが、こちらは現時点で呼び捨てしている唯一のキャラクターである。
その他には「天才児くん」「エリートさん」「あんた」「茨~♪」「あいつ」「茨のやつ」などが挙げられる。
経歴
以下、あんさんぶるスターズ!/あんさんぶるスターズ!!のストーリー及び、その他ゲーム内コンテンツのネタバレを含みます。
あんさんぶるスターズ!にて
掛け合いボイス
編成時①
- ジュン「はいはい、来てやりましたよぉ、茨」
- 茨「あっはっは、どことなく嫌そうなのを隠せていませんよ、ジュン」
編成時②
- 茨「ジュンに呼んでもらえるなんて、親交が深まったということですね♪」
- ジュン「茨、あんたねぇ。本心でもないくせによく言えますよ」
掛け合いボイス①
- 茨「自分たちは運命を同じくする仲間ですからねっ! 是非これからも仲良くしてください♪」
- ジュン「そう言うならまずはその愛想笑いからやめてほしいもんですけどねぇ。本心はそうやって見せないつもりっすか?」
掛け合いボイス②
- 茨「また大量の荷物を持っておられますね? 半分持ちますのでこちらにお渡しください」
- ジュン「あぁ、じゃあ遠慮なく。これ全部おひいさんのものなんで、玲明学園の寮まで郵送してくれると助かりますよぉ~」
掛け合いボイス③
- ジュン「また妙なこと企んでません? 周りから恨みを買うようなことをしても、いい事はないと思うんですけどねぇ」
- 茨「自分は武器のないこの世界での戦いかたをしているだけなので。あっはっは、自分は最低野郎で本当に良かったです☆」
掛け合いボイス④
- ジュン「書類が散らばってますけど、集めておけばいいですか? これとかまさか、機密情報じゃないですよね……?」
- 茨「あぁ、ありがとうございます。どうせジュンが読んでもちんぷんかんぷんだと思いますので、読んでも構いませんよ」
Saga*ぶつかり合うリバースステージ(夏)
Eve結成当初、玲明学園のレッスン室での一幕。レッスンに励むEveの元に茨が訪れる。応対したジュンは「……っと、あれ? オレらの世代の出世株、『特待生』の天才児くんが玲明学園くんだりまで何しに来たんすかねぇ~?」と刺々しい態度を取り、茨は「引っかかる物言いですね! そういう発言、口にしてもメリットないので唾と一緒に飲みこんじゃったほうが吉ですよ?」と返す。
そして茨はサガ計画に進展があったことを日和に耳打ちし「はい! お時間は取らせません! すみませんねジュン氏、ちょっと『おひいさん』をお借りしますよ?」と明朗快活に言い放つ。
それに対しジュンは「ジュン『氏』て。……すでに最近、オレがつけた渾名を知ってるんすね」「底知れねぇっつうか、それは『いつでも監視してるぞ』みたいな脅しと受け取っても良いんですかねぇ~?」とまたもや辛辣な態度を取る。
対して茨はにこやかに「とんでもない! どんどん仲良くなっているようで羨ましいかぎりです!」「お偉方と上手に付き合う秘訣などがあれば是非ともいつかご教授くださいね、心の友よ!」と返す。
ジュンは「心の友ねぇ……。馴れ馴れしいったらないですよぉ~、こっちはまだあんたを友達と呼んで良いのかもわかんねぇってのに」と冷たい態度を取り続けるが、茨は「お腹の奥でどんなふうに思っていようが、すくなくともファンやカメラの前では仲良しな親友っぽく振る舞っておいたほうが良いでしょうな!」と朗らかに返した。
そうして連れ出した日和と茨についてきた凪砂、そして茨の三人で、喫茶店にてこれからについて話し合うシーン。
茨はサガ計画について上二人に明かした上で、サガ計画についてジュンが知ることがないようにと日和に頼む。
後述する通り、この行動を複数人がジュンに対する優しさ、気遣い故と語っている。
コズプロの非『特待生』に関する諸問題について話している際も、茨はジュンを「はい、まぁ彼、あんな生い立ちなのに根は善良なようですし……」と評している。
Saga「Release/第四~六話」より
七種茨個人ストーリー
「……茨。荷物、半分持ってくれません?」とジュンが茨に頼るようなそぶりを見せるも「ってか皆さんも『Eden』の一員なんですし、仰っていただければお付きのものぐらい手配するんですが!」という言葉には冷たく「頼みたい気もしますけどねぇ、今日みたいな日はとくに……。でも信用できない連中に身近をうろちょろされると、心が休まりませんよぉ?」「あんたが手配する時点で、もはや信用できねぇんすよ」と返している。
その後も「あはは。上のひとたちは仲良しですな、自分たちも見習ってもっと親しい友人になりませんか……ジュン?」という言葉に「仲良くなりたいなら、もっと本音を晒してほしいもんですねぇ」「愛想笑いを浮かべながら裏でこそこそ動いて、『仲良くなろう』なんて臍で茶が湧きますよぉ~?」とまたもや冷たく切り返されている。
また、Trickstarを気遣うようなジュンに対し、いずれはSSで激突すべき敵同士であるため約束はできないという旨を返したのち「あぁ、自分はそういうことが臆面もなくできる性格で得しちゃってます!」「善人が生きづらい世の中ですからねっ、ほんと最低野郎で良かったぁ! あっはっは♪」と返し、呆れられたように「それを自覚してるのに反省も改善もしないから、友達ができねぇんすよ……茨?」と返されている。
「毒蛇の舌」より
軌跡★電撃戦のオータムライブ
オータムライブに際し、凪砂の言葉により意気消沈していた衣更真緒と付き添いの青葉つむぎとEveの二人が出会い、喫茶店でAdamの話をする一幕。
話題が凪砂から茨へと移り、日和が「あの子、どっちかというとアイドル活動よりビジネスに興味がある感じだもんね」と言うと、ジュンが「実力はありますけどね。根性論の時代じゃねぇし、システマチックに鍛えりゃそこそこの腕前にはなります」と茨のアイドルとしての能力を認める言葉を返す。
リベンジマッチ「隔絶/第三話」より
奇跡☆決勝戦のウインターライブ
AdamとEveが揃い、Edenとして舞台に立つ一幕。
Eveのパフォーマンスを舞台袖からプロデュ―サーとして眺める茨だが「(上出来上出来♪ 出会ったころは世の中に対して斜に構えて、拗ねた顔ばっかしてたジュンも……)」「(『明るく爽やかな若手アイドル』、というキャラに馴染んできましたね)」とジュンの変化を認めている。
SS「努力/第九話」より
とうとうユニットメンバー全員がEden専用衣装を身に纏い、舞台裏でTrickstarの遊木真、衣更真緒と対峙する。
そこで茨の発した「日和殿下の仰るとおり! 正々堂々、真っ向勝負をしましょうね! 敬礼~☆」という言葉に対し、ジュンは呆れたように「どの口でほざきやがる、って感じですよぉ~……茨?」と言う。
その後、茨の言動を日和が窘める場面で「失敬! なにぶん育ちが悪いもので!」と言う茨に対し、ジュンも「育ちが悪いのはオレと同じですねぇ~、共感できます。上のふたりは上流階級、下のふたりは下層のゴミクズ……」「実際、バランスが取れてますよねぇ♪」と同意を示す。
Trikckstarの二人にKnightsの瀬名泉と朔間凛月が飛び入りで加わり、EdenとTrikckstarは四対四の前哨戦を行うことになる。
それぞれが舌戦を交わす横で、ジュンは「GODDAMN。やだやだ、この空気……。殺伐としすぎじゃありませんかねぇ?」とぼやきつつも「でもまぁ、戦争なんだから仕方ないっすね。諦めて、覚悟を決めてバチバチにやりあいましょうか」と軍事に関する用語を多用する茨に感化されたような言葉を口にする。
SS「努力/第十一~十二話」より
開会式から緊張と感動を露わにするジュンに対し、茨は「ジュンとちがって極限状態には慣れてますしね~、どんな状況でも平然としていられるように訓練は受けています」と言う。
しかし、近頃は余裕がないように見える、なにか辛いことがあったならば強がらずに相談してほしい、と凪砂に指摘されてしまう。
ジュンにも「そうそう、仲間なんすから、どんなことでもちゃんと共有してくださいねぇ~……」「何があっても命懸けで助けてやる、とまでは言いませんけど」「茨にはわりと世話になってて恩義もあるし、ちょっとぐらいは借りを返しますよ」と言われ、Eve結成時や「毒蛇の舌」、掛け合いボイスよりも着実に二人の距離が近付いていることが窺える。
SS「友情/第八話」より
SS終盤、Trikckstarと対峙するシーン。ジュンは歌い踊りながらも「(暗い情念も陰謀も何もない、清らかな理想郷がここにあります! あははは!)」と愉快気にする。
それを見た茨は「(あはは。楽しそうですね、ジュン……おおはしゃぎしてます)」とその様子を横目で伺っている。
SS「エピローグ⑤」より
Saga*かけ上がるレインボーステージ
SSの一週間後、玲明学園前にて会話するEveの二人。
塞ぎ込むジュンに対し日和はいつも通り朗らかに話しかける。
しかしジュンが塞ぎ込んでいるのはSSで敗北したことだけが原因ではなく「……つうか。オレが渋い顔ばっかりしてんのは、もちろん『SS』のこともあるんですけど。例のほら、サガ計画とかいうやつのせいですよぉ~?」と吐露する。
それを聞いた日和は「あぁ、事務所……っていうか茨があれこれ巡らせていた陰謀のひとつだね?」「毒蛇らしからぬ気遣いで、徹底的に箝口令を敷いてジュンくんにだけは知られないようにしてたっていう!」と茨がジュンを気遣っていたことを明かす。
そのことにはジュンも納得しており「……GODDAMN。まぁ、内緒にしてた理由はわかりますよ」「オレがサガ計画のことを知ったら、迷わず参加して『SS』そっちのけになってた気もするし」と口にする。
rainbow「エピローグ」より
Saga*ぶつかり合うリバースライブ
Eveのライブを見学しに行くという口約束を反故にし、一般人に紛れ息子である氷鷹北斗達、Rain-bowsのサイン会に行った氷鷹誠矢。
それを迎えに来たジュンと対話する一幕。
徹底的にジュンを佐賀美陣から遠ざけようとする茨たちの策略に対し「まぁ、それが茨くんたちの作戦、いいや優しさなのかもしれませんし……。面白半分に、不用意にその行程を台無しにはしません」と、茨の巡らせている策が優しさ故であるかもしれないと言及した。
Saga「Release/第十五話」より
駆け引き◆ワンダーゲーム
春川宙と和気あいあいとふれあう逆先夏目がジュンと対話する一幕。刺々しい態度を取る夏目に対し過去の自分を重ねるジュン。
「はぁ……。戦略については茨に一任して、オレらはあんまり口を出さない方針なんですよぉ~」とまたもや茨に感化されたような言葉を使う。
また、「あいつは事務所を……コズプロを掌握しつつありますしねぇ~、言ってみれば上司みたいなもんですよ」と言いつつも「同い年の気安い仲間ではありますけど、逆らってもいいことはないっす」と語る。
ワンダーゲーム「infinite/第三話」より
【ワンダーゲーム】終盤。
舞台にSwitchとEdenが勢ぞろいする一幕。
和やかに会話をする一団がいる一方で、ワンダーゲーム衣装に身を包んだ茨は寡黙に佇むのみ。
そこで日和はジュンに「見ての通り、なぜか仏頂面だから台無しだね。ちょっとジュンくん、同年代の気安さで茨を『こちょこちょ』でもしてきて笑わせてきて?」と難題を吹っ掛ける。
しかしジュンは「や~……。前にまんま同じことを言われて茨をくすぐったことがありますけど」「あいつ『拷問には屈しません!』とか言ってピクリとも笑いませんでしたよぉ~?」と仲の良さを窺わせる発言をした。
その後、作戦会議と称してEdenの四人が集まる際も「茨~♪ 普段は余裕を持って対応してるのに、今回はやけにギリギリでしたねぇ~?」とからかうようなそぶりを見せた。
ワンダーゲーム「bluebird,redqueen/第十話」より
あんさんぶるスターズ!!にて
掛け合いボイス
掛け合い①
- 茨「新しい環境下で閣下がどんどん変わられるなか、ジュンは『そのまま』なので……ほんと、安心しますよ☆」
- ジュン「……褒められてんのか、喧嘩売られてんのかわかんねぇこと言わないでくれます?」
掛け合い②
- 茨「ジュン! この前のライブのアンケートのデータが入ってきたので、自分と一緒に確認しましょう!」
- ジュン「いや、遠慮しときます。オレは戦略とか考えるの苦手ですし、その辺の指揮はお任せしますよぉ~」
掛け合い③
- ジュン「最近『プロデューサー』にすり寄ってるみたいですけど、あんた、また何か企んでるんすかぁ?」
- 茨「いえいえそんな、自分は純粋に彼女を尊敬してるだけですよ? あっはっは……☆」
掛け合い④
- ジュン「他の『ユニット』を見習って、『Eden』ももう少し……チームワークを鍛えてみません?」
- 茨「殊勝な心がけですね! では以前に練ったこちらのプランを試してみましょうか。いい機会ですし……♪」
その他のボイス
茨のボイス
春-夕方の話題-2 | 先程、ジュンがあくびをしているのを見かけました。まったく、春だからといって緩みすぎでは? |
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秋-昼の話題-1 | 殿下にねだられて『焼き芋』を買いにいくはめになり……。こういう『雑用』はジュンの役目では? |
ジュンのボイス
昼-昼の話題-2 | 茨曰く『団結力を高める訓練』だとかで、これから『Eden』で仲良く昼飯だそうですよぉ~? |
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春-夜の話題-1 | 温かくて気が緩んでるんで、走ってきます。……茨がひとりで訓練してるの見て、すこし触発されました |
夏-昼の話題-2 | 茨から塩飴もらってきたんで、どうぞ。あいつ、細かいとこ気が効くんで助かりますよねぇ |
秋-朝の話題-2 | 『読書の秋』ですし、オレも勉強しなきゃっすね。あの三人と比べて『おバカキャラ』になりたくないんで |
仕事の話題-アイドルランクC-1 | そういやこの前、茨があんたのことちょっと褒めてましたよ。なんだかんだ、かわいいとこあるんすよねぇ |
七種茨個人ストーリー
トレーニングルームにて二人が邂逅する一幕。習慣である筋トレに勤しんでいたジュンが、珍しくも一人でワークアウトに励む茨を発見する。
「水面下でバタ足をする白鳥を見て『美しい』と思うひとなんて、よほどの善人でしかありえないでしょうし?」と言う茨にジュンは「あはは。じゃあオレは善人ってことっすねぇ。オレからすれば、努力してるところはむしろ親近感が湧いてくるっていうか……♪」と返している。
それに茨は「過程ではなく結果が大事ですよ、ジュン。そこを履き違えないように」と釘を刺す。しかしジュンは「でも実際、本気でやってると過程にも愛着が湧くもんですよぉ?」と言い、茨に「はははっ、愛着! 愛着と言いましたね、ジュン! 非『特待生』だったあなたらしくていいんじゃないでしょうか!」と笑われてしまう。
「それに、閣下とパフォーマンスを合わせるには合理性だけでは解消できないトレーニングの量が必要ですからね?」と茨は語るが、ジュンに「あはは。天才児の茨も、オレと同じこと思ってるんすねぇ……♪」と嬉しそうに返される。
茨は「だけど、ジュン。さすがにドキュメンタリー映画は冗談ですが、自分がコズプロにいる限りは、あなたに悪い思いはさせませんよ」「あなたは自分の手持ちの駒としては、かなり使える部類だと判断していますので!」と言い、ジュンは「使える駒、ねぇ……。あんたはいちいち一言おおいですよね」としつつも「でもまぁ。そういうことをわざわざ口に出してくれるってことは、すくなくとも騙すつもりはないってことで」と笑みを浮かべ、約一年前の「毒蛇の舌」などと比べすっかり打ち解けた様子を見せている。
最後も茨は「自分とともに、芸能界の頂点に君臨しましょう」「それこそが我が喜び。いや、偽らざる自分の野望なのですから……☆」と心中を露わにしている。
第二話より
「さすがです殿下! 素晴らしい歌声、惚れ惚れいたします!」「閣下の踊りも実に見事!コンマ一秒のズレもない動きは、まさしく生ける芸術です!」と上二人に対しては存分に褒めそやしたにもかかわらず、ジュンに対しては「ジュンも悪くありませんでしたよ!」とだけ評し「何か、オレだけ雑じゃありません? まぁいいですけどねぇ~」と不満げにされている。
その後社員食堂のビュッフェにて食事をすることになった一同。
油断を生まぬよう時間をかけずに効率よく食事をするべく、ささみとブロッコリーだけの簡素な食事で済ませようとしていたところ、上二人に秋の味覚をおすそ分けされてしまう。
断れずにいるとジュンに「はは。茨って、おひいさんたちのお願いには弱いっすよねぇ」と笑われてしまい、茨はむくれて「うるさいですよ、ジュン!」と返しており、全体的に二人の間の気安さが窺えるストーリーとなっている。
「食の楽園」より
ジュンに「あ~……。茨、誕生日おめでとうございます?」と疑問形で祝われ、それを指摘しつつも「ともあれ、ありがとうございます、ジュン。こうやって同じ『ユニット』の仲間と誕生日を楽しげに過ごす姿は『Eden』のイメージアップにも繋がります」「殿下が来てくださったのも、そういう計算があったからでしょう! ありがたいことです……☆」と感謝の意を述べる。
しかしジュンは「いや、オレはそういう打算的なのは全然なかったんですけどね。誕生日だったから祝おうってだけで。それはおひいさんも一緒だと思いますよぉ?」と、自分と日和の行動が計算故のものではなく、感情故のものであることをきちんと伝えた上で「だから気恥ずかしいですけど、改めてちゃんと言っておきましょうかね。誕生日おめでとうございます、茨」とはにかみつつ述べている。
「コズプロ誕生日パーティ/漣ジュン」より
漣ジュン個人ストーリー
『あそび部』の活動として芸能界すごろくをする一幕。
何気ない交流ができることに喜び口数が多くなるジュンだが、燐音に「それにしては喋りすぎだろ。副所長の回りくどい口調にでも影響されちまったのかねェ、サザミンはよォ?」と言われてしまう。
第三話より
ショッピングモール内の本屋でたまたま居合わせたジュンと姫宮桃李と高峯翠。
同じ漫画を求めていたことが判明し、「良いですよぉ~。他にも本屋を知ってるんで。運動を兼ねて、覗いて回ります」と最後の一冊を譲ろうとしたジュンに、翠が「そんな苦労をかけられないです。コズプロの偉いひとに知られたら、俺がどやされる……」と、同室である茨の存在を匂わせるような発言をした。
「寄り道エンカウンター」より
『専用衣装』の順番が回ってきたため事務所に呼び出されたジュン。茨に打ち合わせの前段階と称してEve、Lilith、佐賀美陣モチーフ(佐賀美陣のみそっくりそのまま)の衣装を提示され、遊ばれてしまう。
しかしジュン自身の理想の衣装を問われたところ言い淀んでしまい、茨に、案がないのならば商業的に成功が約束される衣装を用意してみせる、と言われるも「……いや。それも何だか癪なんで。自分でちょっと考えてみます」と誘いを断る。
その後一人で漣ジュン個人として自らはどんなアイドルであり、何を求められているのかと思案するも一向に答えは出ず「こんなんだから茨に、『変に礼儀正しい以外の個性が壊滅している』とか言われちまうんですかねぇ~?」と思い悩む。
「彼方へと、曠野をかける/第一話」より
誕生日を祝いに来た茨に対し「へぇ……。あんたも誰かの誕生日を祝ったりするんすね」と意外そうな反応を示すジュン。
しかし茨の行動が打算的なものだと知れると、呆れたようにしつつ「なるほど、そういうことですか。まぁ、祝ってくれてるのは事実ですし、あんたの戦略に乗ってあげますよぉ」と返している。
「コズプロ誕生日パーティ/七種茨」より
メインストーリー第一部
夢ノ咲生のごとく舞台上で歓談するfineとEdenの面々に窘めるような言動をした茨に、ジュンが「あはは。茨、近ごろ何か『引率の先生』って感じっすよねぇ~♪」とからかう。
それに対し茨は「『プロデューサー』とはそういうものでしょう、ご存知の通り自分はその立場も兼任していますから」「できれば舞台上でぐらい、アイドルとしての仕事に集中したいんですけどね」と呆れたように言う。
第五章 第百四十七話「Live」より
軋轢◆内なるコンクエスト
コズプロ上層部の発案で行われた『Adam』VS『Eve』という構図の企画。企画に激昂する日和と、それに対し『追放』宣言を突き付けた凪砂。上二人の衝突に下二人も巻き込まれつつ、結果として絆を深めることとなった。
『Adam』VS『Eve』の構図を例えるにあたり、茨は「ホームズとモリアーティ、ゴ*ラとキングギ*ラ、孫*空とベジ*タ……みたいに言っても、日和殿下には通じにくいですか?」と問いかけるが、それにジュンが「オレはすごくわかる」と反応する。
コンクエスト「プロローグ」より
エレベーターで茨とジュンにたまたま出くわした『プロデューサー』。
会話が弾む中、ジュンが思い出したように遅れて挨拶をする。
茨は慌てて「おわっ⁉ あぁもうっ、礼儀正しくて結構ですが狭いエレベーター内で派手に動かない! ヘッドバットを食らうところでしたよ、まったくもう?」と非難の声を上げるが、ジュンは反省するどころか、逆に笑顔で「あはは。茨なら避けるでしょう、そんぐらい?」と返している。
また、サークルへと話題が移り、茨が『茨塾』のことを口にすると「仕事人間め。……茨は鍛えてるから大丈夫でしょうけど、『プロデューサー』さんも心身の健康には気をつけてくださいねぇ~。もうじき、五月病の季節ですし」とジュンがユーザーを気遣うような言葉を口にする。
コンクエスト「愚者の実/第三話」
コズプロの事務所に辿り着き、各々挨拶などを述べる二人。
しかし事務所の一角には無言の日和と凪砂がおり、日和抜きで話し合いを行う予定だった二人はこそこそと動揺を露わにする。
それを見つけた凪砂が「……二人とも、さっきから何をぶつぶつ話してるの? 仲良し、だね?」と言うとすぐさま茨が「はい閣下! 自分とジュンは馬が合うというか、初めて会ったときにはもう『こいつとは親友になれる』と確信したほどで──」と反応する。
その後何故日和を連れてきてしまったのかと凪砂を詰問する茨をジュンが「落ち着いてください茨、毒が漏れてますよぉ~」と制止し、凪砂に座るよう半ば脅されると、揃っておとなしく腰かけた。
コンクエスト「愚者の実/第四話」
先日の日和への『追放』宣言と【コンクエスト】について言葉を交わす二人。
油断していたことを指摘され、反抗期か、と憤る茨に、凪砂は周囲から影響を受けて自らが成長していること、【コンクエスト】もそれに伴う成長痛であるよう祈っていることを述べる。
茨は「どうでしょうねぇ~……って、ジュンっぽくボヤいてみますけど」とジュンの真似をして見せる。
そして日和が激怒し、『Eden』名義の仕事は一切断り暴れ回るかのように『Eve』名義の仕事ばかりを連日していることについて「……付き合わされて酷使されているジュンは、微妙に可哀想ですが」と同情を見せた。
コンクエスト「最終戦争/第二話」
【コンクエスト】本番にて、舞台袖で睨み合う凪砂と日和。
一触即発か……と思いきや突然歩み寄り抱きしめ合う二人。
それを前に茨とジュンは「って何してんですか、あんたたち⁉」と声を揃え、目を丸くする。
コンクエスト「エピローグ②」
日和が自らを定義していくシーン。
「『Eden』の、『Eve』の、凪砂くんの『対等の友達』で最高のアイドルの巴日和だからね!」と言い切り「そして巴財団の道楽者の次男坊で、ジュンくんの飼い主で、茨にお小言を垂れる係のひとで──」と続けるが、またもや茨とジュンは声を揃えて「最後の二つは違います」と否定する。
コンクエスト「エピローグ③」
スカウト!ケモノサバイバル
新進気鋭の舞台演出家が、昨年度のサマーライブやSSでのジュンの姿を見てファンとなり、ジュンで当て書きした舞台『草原の王』。ジュンは舞台初挑戦ながらも主演を任せられることになり、ハイエナの王子という役の役作りに奮闘するストーリー。
それを知った茨は挨拶もそこそこに「おぉっと、これはこれは『さばんな』ジュンではありませんか! 主演だそうで、おめでとうございます……☆」とからかい、ジュンに「GODDAMN! オレの名前は『さざなみ』ジュンですよぉ? あんたわざと茶化してますよねぇ……?」と怒られてしまう。
ケモノサバイバル「ケモノサバイバル/第二話」
スカウト!ジンロウ
元fineを毛嫌いする夏目が渋々日和とジュンに頼ろうとするシーン。
ジュンが「逆先さ~ん? 心の声がダダ漏れしちゃってますよぉ~? そういうのは心の中で留めておいてください」と、Eden結成初期に茨がジュンにかけた言葉に近しい発言をする。
ジンロウ「ジンロウ/第六話」