概要
中南米の熱帯雨林(ジャングル)に生息するカブトムシの一種。ヘラクレスオオカブトの亜種のひとつ。
最大164mmとヘラクレスオオカブト亜種の中では中型の部類に入る。
大型カブトの例に漏れず大食漢。ヘラクレスオオカブト系共通の特徴として満腹になったり周囲の湿度が上がるなどして体の水分が増えると羽の色が黒くなる。
比較的おとなしいものが多いとされるヘラクレスの亜種のなかでは気性が荒い傾向にあり、闘争心が強くケンカ好きである。
その戦闘スタイルはヘラクレスオオカブト固有のスピードとパワー瞬発力と足腰の強さに加え、凶暴な性格故の安定感と頭角の先端のフックにある。
オキシデンタリスのフックは非常に強力で相手と組み合った際に相手の足をこのフックで捕まえてそのまま圧倒なパワーで引き剥がすという戦法が非常に強力。
踏ん張りの強さが重要となるカブクワ相撲において脚を奪う戦法は敵の踏ん張りを弱らせ投げやすくなるからである。
その戦法のおかけで原名亜種・コーカサスオオカブトと並ぶ世界最強のカブトムシ候補である。
またヘラクレスオオカブトらしく丈夫で長生き、多産かつヘラクレスオオカブト亜種の中では幼虫の成長が早いため外国種としてはかなり飼育しやすい種でもある。
昆虫相撲番組、世界最強虫王決定戦ではその小柄な体格を生かしたスピードで間合いを詰め、一気に締め上げる戦法で猛威を振るった(その戦闘力故に付いたあだ名は無敵の皇帝である)。
※もっとも、無敵の皇帝と呼ばれた個体は体長が157mmとオキシデンタリスとしては破格の大きさであり、虫王に参戦した全カブトムシ中最大だった。
かつてはヘラクレスリッキーやヘラクレスエクアトリアヌス同様よく入荷し、安価だったが近年高騰化している。
ムシキングでのヘラクレスオキシデンタリス
ヘルクレスオキシデンタリス を参照