吐いた唾は飲めぬ
はいたつばはのめぬ
『吐いた唾は飲めぬ』とはことわざの一種である。
概要
一度口から吐いた唾は飲むことができないように、『一度口にしてしまった発言は、決して取り消せない』という意味であり、似たような意味の故事成語に『覆水盆に返らず』があるが、あちらはどちらかというと発言よりも行動に対して使われがちである。
『吐いた唾は飲み込めない』のように少し変化して用いられる場合もある。
創作作品の世界及び現実世界において後先考えないその時の浅はかや感情任せの発言が、とんでもない悲劇や取り返しのつかない最悪の結果を招いてしまったというのはよくあることであり、『どんな時でも自分の喋ろうとする言葉にブレーキをかけられるようにする』のが唯一にして最大の対策である。
ちなみに『吐いた唾を飲む』と肯定形だと、前言を翻すという意味になる。