曖昧さ回避
この記事では『2』を取り扱う。
概要
朴正煕の暗殺後、2度のクーデターを経て政権の座に就いた全斗煥大統領を中心に第五共和国時代の韓国政治を描いた作品。
このころの韓国は朴正煕政権下での「漢江の奇跡」の流れを受け継ぎ経済発展が続き、1988年にはオリンピック招致に成功するなどした時代であったが、政治的には軍事独裁政権が続き、またラングーン事件や大韓航空機爆破事件など北側の脅威を国内の引き締めに利用し民主化運動への激しい弾圧や政治腐敗が起こり、作中のエピソードでもそれらが取り扱われている。
1980年代より韓国では李承晩時代を描いた「第一共和国」、その崩壊と5.16クーデターによる瓦解を描いた「第二共和国」と朴正煕政権の主に前半期を描いた「第三共和国」とシリーズ化されており、ちょうど10年前に朴正煕政権後半とその最期から光州事件に至るまでを描いた「第4共和国」というタイトルのドラマが放送されており、配役が同じキャストが存在する。
放映当時、多くの登場人物が健在であり、当事者から抗議が相次いだ。
韓流ブームの最中に製作されたドラマということで、日本でも字幕付DVDがリリースされている。
ネット界隈では、ドラマの内容よりも日本語字幕の強烈さから字幕付きのキャプチャー画像がTwitterでクソリプに対する返答代わりに使われたり、カルタになりそうな画像を特集したりと、一部で根強い人気を誇っている。
全斗煥率いる新軍部の立身出世ドラマとして見る価値はあるかもしれない。