緋雨閑丸
ひさめしずまる
概要
わずかに残った記憶を頼りに自分の過去を探す旅を続けている。
自分の記憶の鍵となるのは「鬼」の存在であり、人々を殺戮した「鬼」と呼ばれし男、壬無月斬紅郎を探していた。
『斬紅郎無双剣』(斬サム)のエンディングでは、自分が倒したはずの斬紅郎の骸が無いうえに目前の風景も違っており、周りの木々が倒され、斬紅郎の刀「紅鋼怨獄丸」を握っていたとしている。自分が斬ったのは、斬紅郎の心の中の鬼であることに閑丸は気付かなかったが、自分こそが鬼ではないのかという疑問を呟いて終わる。閑丸の設定は明らかにされていないものが多く、斬紅郎との関係についても断片的な事柄しか明らかになっていない。
身上書
流派 : 緋刀流
武器銘 : 霧雨 (傘)、 大祓禍神閑丸(おおはらえのまがかみしずまる)(刀)
出身地 : 不明
生年月日 : 不明(斬サム時、14歳くらいに見える)
身長 : ~天…四尺九寸(約148cm)、零~…四尺七寸(約142cm)
体重 : ~天…十一貫目(約41kg) 、零~…十貫目(約38kg)
血ノ型 : AB
その他 好きなもの :
~天…旅先で食べる名物(辛子明太子が今のところ一番)
零~…おいしいもの
嫌いなもの :
~天…自分の中にいる「鬼」
零~…自分の中にいる「鬼」のようなもう一人の自分
特技 : 傘回し
コンプレックス :
~天…自分の殻の中に閉じこもってしまい人と打ち解けられないこと
零~巧く笑えないこと
尊敬する人 :
~天…記憶を失った後、育ててくれた僧侶
零~…記憶を失った後、育ててくれた僧侶と今やっかいになっている儚と旦那
剣の道について :
~天…自分の過去を探す手段
零~…何かのときに役に立つかもしれない
平和を感じるとき :
みんなでご飯を食べているとき
好みのタイプ :
零…子供だからよくわかりません
剣…年上の優しい人
キャラ性能など
キャラクター性
初登場作品である『斬サム』の主人公。……そこ、(笑)とかいうな、サムスピ自体覇王丸が目立ち過ぎて主人公の面目が潰されるのは毎度なんだから。
そもそも初登場の『斬サム』のストーリーは「閑丸が斬紅郎を倒す話」であるため、この当時は覇王丸に見せ場を奪われていないし、そして公式でも「斬紅郎を倒したのは閑丸」と認定されていおり、『斬サム』の主人公としての務めは全うしたといえる。
『天サム』で主人公から降ろされることになるのだが、これは天草と閑丸の間に接点が無いためであり、その天草に妹を誘拐された風間火月が主人公というストーリーのため閑丸の落ち度とは見なされない。
また格ゲーとしては女性ファンを意識した最初のキャラとしても認知度があり、人気は結構高かった。
それ以降はあからさまなショタ扱いが加速し、ボイスなども狙ったものに差し替えるなどのテコ入れが入っていく。
結果、サムスピシリーズにおいても屈指の美少年ということもあって、いけないオジサンやふたなり美少女にお尻の穴をほじられてところてんしちゃう絵とか、普通のおねえさんに逆レイプされる絵をよく描かれることに……。
一作品のみの晴れ舞台をきっちりこなして、後は固定ポジションを築くという、理想的な身の振り方をしているといえる。
そして技の面では傘。この一言に尽きる。
とにかく傘で相手をしばき、傘を回転させて相手を斬り裂く。この傘、牛の皮を干したものと松ヤニを煮たものと豚のヒゲを三重に重ね合わせて作られているのらしいが、そんなもので作られてるのとは思えんぐらい強い。どこから剥いで来たんだよその牛と豚の皮。
性能
早すぎた世紀末ゲーと評される『斬サム』でも上位キャラの一人に数えられる。
とにかく傘の判定の強い技が多く、そのうえ威力や性能がトチ狂っていたため、主人公補正とかそんなレベルで片付かないぶっ飛んだ性能になっていた。
そのせいか、次に登場した『天サム』であからさまな弱体化が施されてしまう。
通常技が刀を使うようになったのだが、明らかに傘で殴っていたときよりも大幅に攻撃判定が小さくなって弱体化し、特に『斬サム』の恐怖であったジャンプ強斬りとしゃがみ中斬りは比較にならないほど弱くなってしまった。
その一方、『天サム』では傘に代わる代名詞として「緋刀流 真・雨流れ狂落斬」が登場。
Dボタンを押しっぱなしにするだけという非常にシンプルなコマンドで、演出も《突進して相手を壁(画面端)に押しつけ、そのあと思いっきり飛び上がって相手を叩き斬る》という豪快かつ明快な技である。威力も押し続けた時間によって徐々に上昇する。
しかし、その最大タメの時間が約54秒というやっぱりトチ狂ったなんかだった。閑丸をどうしたいんだよ、SNK…。しかし単発で6割強という大ダメージに加え、色々とひどいバグを内包していたため、閑丸プレイヤーの対戦テクとして普通に使われることになる。