CV:小山茉美
概要
死の王国ヘルの女王で、エイルの母である。
体が朽ち果てており、死神のような姿をしている。
人の死によって己の力を増す。すべての生者を死者とすることを望み、リーヴ・スラシルなどの死者を眷属としてアスク王国領へ侵攻する。
非常に自己中心的な性格で、自分(死)を絶対だと思っている。なので自分以外は駒や格下としか思っていない節がある。
エイルの事も骨の髄まで利用し支配しており、時が来るまで生者に従うよう指示している。
死の呪いをかけるときと、その呪いを受けたものが死ぬ時しか姿を現さないことから、不必要にヘル領内から出られない事情があると読んだ特務機関は事情を探るべくヘル領内へと足を踏み入れることとなる。
名前の由来はもちろん北欧神話の女神ヘル。プレイヤーからは「ヘルママ」、「ヘルマッマ」等呼ばれている。
ユニット性能
死の王 ヘル(神階英雄)
「我が名はヘル。死の王国を統べるもの。
死は誰にも抗えぬ。
貴様も運命を受け入れるがいい。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/飛行 |
武器 | 死鎌ヘル(専用) |
奥義 | 月光 |
A | 遠距離反撃 |
B | 警戒姿勢3 |
C | 死からは逃れられぬ(専用) |
2020年7月に闇の神階英雄として遅れてやっと実装。前のストーリーのボスだったスルトは第二部終了から二ヶ月後に登場したがこちらは約一年も経過していた。
速さの基準値が41と全キャラでもかなりの高さ。
専用武器は死鎌ヘルに変更。飛行特攻無効に加え、敵だったときの専用武器「ヘル」の効果と同じでキラー武器効果と敵が魔法/杖以外の時は敵の魔防でダメージ計算、かつ自分のHPが2以上で敵の致死攻撃を受けてもHPが1残る祈り効果を据え置きつつ強化された。遠距離反撃を持ってきたのでかなり戦力としての幅が広まる。ラスボスとして恥じない強さとなった。
専用Cスキルは周囲二マスの敵は戦闘中のみ全ステータス-4。能力を下げたり、警戒態勢でダメージを抑えつつ反撃するといったカウンターに特化している。生命の護符を持って死鎌ヘルの祈り効果を発動させやすくする構成も。
この構成ではHPが1になろうと、生命の護符の効果で何度でも祈り効果を発動できるため、祈り効果を突破できない相手には文字通り無敵の強さを誇る。一般に強敵とされる覇骸エーデルガルトや伝承クロム等との戦いでは大いに役立つだろう。
とはいえダメージはしっかり受けてしまうため複数人の相手をするのは苦手。スキルをいじっていなければ一度の戦闘で攻撃に耐えても次の攻撃でやられてしまう。守備は並、魔防はかなりの低さと素の防御性能はお世辞にも高くない。上述の生命の護符をつけても追撃や2回攻撃、そして魔法は祈り効果を貫通するため過信は禁物。だが逆に言えばそういった対抗手段を持っていない相手にはとことん有利。相手を見て有効に使えば死神の名に恥じない強さを見せてくれるだろう。
余談
第二部のラスボス(笑)のスルトとは違い、ラスボスとしての禍々しい雰囲気と残忍さが醸し出されている。アップデート前はかなりの評価だった。
また声優の小山茉美はファイアーエムブレムシリーズでは初担当。
人間型ロボットを筆頭にザビ家の令嬢や同時期の四皇の一人を連想する者もいる。こちらも大御所なため狙う人もいるだろう。
とくに後者は能力もほとんど同じで同盟を組んでいるもう一人の四皇の声優はスルトである。
公式4コマ英雄達の日常ではストーリーで登場してから間も無く「100メートルを7秒で走れる」「死の王だからと玉座を髑髏をモチーフにしたのを勢いで作ったがいざ長時間座ると腰が痛くて仕方がない」等ネタにされ、神階英雄として実装時には「凄まじく速い」「件の玉座ごと呼び出される」とネタを回収され笑いを誘った。
ちなみに、聖戦の系譜・トラキア776では相手のHPを1にする魔法名で、暁の女神でも同名キャラが登場している(全くの別キャラ)。