CV:小倉唯
概要
死の王国ヘルの将。かつて一国を滅ぼすほどの魔力を持っていたというエンブラ帝国初代皇帝だった女性の名を冠している魔女で、闇魔法イーヴィングルを使う。
スラシルという名は北欧神話のリーヴスラシルという人物が出典と思われる。
ファイアーエムブレム0では2019年3月発売の第16弾「勇気よ燃ゆる魂よ」にて2タイプのカードが登場しており、一足先に自軍入りさせることができた(これはリーヴも同じ)。
ユニットとして
鏖殺の魔女 スラシル(神階英雄)
「私はスラシル…
私をここへ呼んだのは…
やっぱり、あなたなのね。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | イーヴィングル(竜特効)(専用) |
奥義 | 月虹 |
A | 柔剣4→攻撃速さの万全4 |
B | 死んでほしいの(専用)→死んでほしいの・神(専用) |
C | 恐慌の幻煙3 |
2019年9月から理の神階英雄として登場。
ステータスは速さが高く、守備は低い。
イーヴィングルは竜特効に加え、周囲3マス以内に味方がいるとき、戦闘中、全ステータス+4かつ敵の絶対追撃を無効。もう一つは攻撃した時、戦闘後、最も近い味方の全ステータス-4と味方がいるとステータスが上昇する代わりに最も近い味方にデバフを受けるという鏖殺の名にふさわしい武器。
専用Bスキル「死んでほしいの」は敵のHPが99%以下か弱化、移動制限、パニックなど状態異常がかかっているなら、戦闘中、敵の速さ魔防-5かつ攻め立ての効果。
恐慌の幻煙を持っているので受けでの対策も可能で同じ理の神階英雄のドーマとは専用スキルどうしがかみ合う。
しかし武器とBスキルはどれも条件付きで扱いづらいのが難点。
一番近い味方のステータスを下げてしまうので攻撃メインとした近接武器の味方が近くにいるとやや痛手となる。発動させたいのなら下がってもいいサポートの杖ユニットか踊り子ユニットが良い。BスキルもファルシオンやHP回復を持っているスキルと状態異常を回復するレスト持ちではBスキルが活かしにくくなる。また、ターン開始時に自身で敵への不利な状態異常を付与させるスキルを持っていない。デバフ要員などを入れた編成にして状態異常は味方に任せるか聖印で補う必要がある。
守備が低い事にも響き、遠距離反撃を持ったユニットか暗器や弓には注意したい。
前述の通りドーマと相性がいいのだが、双方神階効果が飛行城防衛時に発揮する「理」であり、攻める際に使えば強いだけに飛行城攻略のポイント稼ぎに利用できないのも難点か。限定キャラ故に入手難度の高さも難点といえよう。
しかし後に暴走アイクが登場した事により武器スキルと相性がピッタリに。デバフをかけられると能力が上がるので攻めはスラシル受けと近接はアイクと役割が可能。
2023年2月のアップデートで上方修正が実施。
Aスキルが「攻撃速さの万全4」へ。攻撃と速さを強くするが自分から有利な状態にする効果が無いのと奥義カウント加速と固定ダメージが消えて奥義が出しにくくなるので若干微妙。
専用Bスキルが「死んでほしいの・神」へ。従来の効果はそのままだが新たに周囲5マス以内にいる最も近い敵とその周囲2マス以内の敵に「弱点露呈」を付与する効果が追加。噛み合っていなかった効果が自分から不利な状態異常を付与することが出来るようになった。
後に不具合が発生。条件を満たしていると絶対追撃に戦闘相手の周囲二マス以内にデバフを受けている敵がいるとキャンセル無効と明記していない効果が発動してしまう。
次のアップデートで修正予定でこの類いの不具合はヒーローズではかなり珍しい。
同時に錬成武器対象に。条件はそのままだが全ステータス+6に跳ね上がり、見切り追撃効果へ強化。特殊錬成効果はキラー武器効果と自分のHPが25%以上なら戦闘中、全ステータス+4かつ敵の速さ魔防のバフ無効。これで奥義が出しやすくなり、ステータスが強化してダメージが通りやすくなる新たな個性を得た。
ステータス画面では自身の子孫にあたるであろうヴェロニカについて言及する台詞がある。
また、元々敵であったが分け隔てなく優しく接してくれる召喚士については不思議に思っている様子。
余談
公式4コマの69話でリーヴと共に「この戦い(第3部)が終わったら仲間になると信じてーー!」とメタ発言のネタにされていたが、神階英雄となったことで真っ先に実現する形になった。当時第3部はまだ終わっていなかったのだが…。
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リーヴ…アスクの初代王の名を冠する。元ネタで対の存在。
ナターシャ…同シリーズの中の人繋がり。
その正体(ネタバレ注意)
死後眷属とされている存在だが、見た目はヴェロニカが成長したような姿をしている。そして、リーヴがアルフォンスだったように、彼女の正体もスラシル本人ではなく異界のヴェロニカ。元と比べてとても大人っぽく成長したので、リーヴの正体を予想できてもスラシルの正体をヴェロニカと決め付けれる人はあまりいなかったりする。
大きく変わった世界のためか、リーヴと同じく元人物とCVが違う。しかしやっぱりブラコン。ただし、スラシルの世界では兄は既に死亡しているのでブラコン要素はもの悲しさを助長するものになっている。先に実装されたバニー姿の兄を見たらどう思うのだろうか。
彼女もヘルの契約に従い、死者の帳尻を合わせ、スラシルの世界の滅んだエンブラを元に戻そうとしている。同一とは言え異界である為、ある意味別人とも言えるヴェロニカと同一視はされたくない模様。
リーヴは元々敵だったが、今の境遇のおかげで心を通わせられる唯一の相手になっており、お互い不思議な縁を感じているようだ。
三部終了後の異伝では、リーヴと共に戦神トールら神々の配下となった代わりに、望みを叶えてもらえたようである(あまりに呆気なさすぎて引っかかる部分はあったようだが)。
「この戦いに勝って、全部がもとに戻ったら…」
「その時、また私と会ってくれる?」