概要
長野県諏訪郡に伝わる雪女の一種であるといわれる女妖怪で、一本足で飛び跳ねて移動する(けんけんする)ことからこの名で呼ばれている。
伝承によれば吹雪や大雪が降ったときなどに雪の上を飛び跳ねながら現れ、出会った者を縄や紐で縛ってしまうと恐れられていた。(そのような時に縛られてしまったら凍死するしかないのである)
この妖怪はツイッターの伝承妖怪お題絵において、平成24年3月のお題として出され、多くの妖怪絵師によって姿が与えられた。(後述)
創作での扱い
あにめたまえ!天声の巫女
※画像右
長野の雪山に住む雪女族のお嬢様。ネットを通じて主人公の言吹心火と群雲早斬の二人が所属する声優ユニット・みこっぷるの大ファンになり、いつかトップオタになることを夢見ている。漫画本編では第十三話から登場。
普段は気弱でおっとりしているが、ひとたび戦闘となれば強力な冷気と無数の投げ縄を操って戦うかなりの実力者。ちなみにこの縄は服の下に収納されているらしく、射出するたびに余波で服が破ける。妖怪巫女によって妖気を暴走させられた時には、制御不能に陥った自らの縄と妖気によって服の殆どを吹き飛ばされた挙句亀甲縛りのような格好にされてしまった。この時に雪女らしい美白肌から闇堕ちを連想させる褐色肌へと変わっている。(画像参照)
また、片足で飛び跳ねて移動するという伝承を反映し、左右非対称のソックスを履いている。
関連イラスト
関連タグ
一本ダタラ:同じく雪山に出没する一本足で移動する妖怪。しかしこちらは鍛冶神の一種であり火属性を連想させる。また、先述にあるように雪男としての側面も持っており、創作でも雪女と関連付けられることがある。