概要
プラスチックマンとは、DCコミックスに登場するヒーロー。
名前の「プラスチック」とは合成樹脂のことではなく、本来の意味である塑性(弾性の対義語)に由来するもので、その名の通り全身を自由自在に変形する能力を持つ。
1941年にクオリティ・コミックスのキャラクターとして登場、倒産後にDCコミックスが版権を引き取った。
日本では1958年7月に貸本漫画向けの単行本として、水木しげるによって漫画化されている。
キャラクターの特徴
本名はパトリック・イール・オブライアン。彼には両親がおらず、ストリートで生活していた。
ギャング団の一員だったが、逃走中に肩を銃撃されて薬液槽に落下し、ギャング団からは見殺しにされた。
だが、彼は命の恩人である修道士に助け出され、彼は心を変えた。
その薬液が血の中に流れつき、ゴムの力に目覚めた。
彼は世界の平和を守るためにプラスチックマンとして悪者達と戦うことになったのだ。
能力
溶けたプラスチックのごとく、手足を伸ばしたり、変形させたりが可能。首や手足を長く伸ばせる他、平たくしたり、袋状にして中に物を詰め込んだりできる。また、様々な乗り物(自動車など)に自分の体を変形させる事も可能。
ただし、その色彩はコスチュームの赤と黄色のままで、サングラスをかけた顔もそのまま表面に現れる。
ストーリー
世界のスーパーヒーロー、今ここに登場!!弾むのも自由!伸びるのも自由!飛ぶのも自由!転がるのも自由!人間自在のその身体、踊る身体はムチのよう!幸か不幸か、世界は悪党だらけ!挑む相手に不自由は無い!これから始まるスリル満点の冒険!プラスチックマン「さぁ!俺の活躍みてくれー!!(CV:羽佐間道夫)」
アニメ版
1979年版
1979年に放送されたテレビアニメ、元々は2時間番組だったが後に1時間半に変更。日本での放送は不明、作品データベース(1)によればテレビ朝日で放送されたとされている。なお、マイティマンとヤックも放送されたという。
キャラクター | 担当声優 | 日本語吹き替え |
---|---|---|
プラスチックマン | マイケル・ベル | 羽佐間道夫 |
ベニー | メレンディ・ブリット | 不明 |
フラフラ | ジョー・ベイカー | 不明 |
マイティマン | ピーター・カレン | 関敬六 |
ヤック | フランク・ウェルカー | 滝口順平 |
バットマン:ブレイブ&ボールド
バットマン:ブレイブ&ボールドではトム・ケニー、日本語吹き替え版では川田紳司が演じた。
関連タグ
ファントムレディ…同期デビューで、同じくDCコミックスに移籍している。
エロンゲイテッドマン…同じく、DCコミックスのヒーロー。変形はしないが、全身がゴムのように伸びる。能力的にはプラスチックマンの劣化版。ただしこちらは、バットマンに次ぐ探偵術の持ち主。
ミスター・ファンタスティック…マーベルコミックのヒーロー。ゴムのように伸縮自在、変幻自在の身体を持つ。