概要
強面の中年男性で、東の海のコノミ諸島にあるココヤシ村を守る駐在。愛称は「ゲンさん」。
正義感に溢れ、厳しさと優しさを兼ね備えた人物。面倒見も良く、ナミとノジコにとっては父親のような存在であり、二人の養母であるベルメールとも古くからの付き合い。後述のアーロン一味の襲撃時にクロオビによって重傷を負わされ、全身に縫合の跡が残っている
プロフィール
活躍
本編開始から10年前、アーロン一味が島にやって来た時はナミとノジコを密かに村から逃がそうとするも失敗。アーロンが貢ぎ金を払えなかったベルメールを容赦なく射殺した上にナミの高い測量技術に目をつけて攫おうとしたため、それを止めようとしたが、クロオビに全身を剣で斬られて重傷を負った。その後、ナミがアーロンと「一味に入って海図を描く代わりに一億ベリーで村と自分を解放する」という契約を交わしたことを知り、それから10年もの間村人たちと共にアーロンの支配に耐え続けてきた。
麦わらの一味がココヤシ村に上陸した際には武器の所持をアーロンに咎められ、危うく殺されかけるが、ウソップの活躍(?)により難を逃れた。そしてアーロンが賄賂で手懐けたネズミ大佐を使ってナミの貯金を没収すると、村人たちと共に武器を手に取り、アーロン一味討伐のために立ち上がるがヨサクとジョニーに止められ、麦わらの一味とアーロン一味の戦いを見届けることになる。
アーロンがルフィに敗れた後、ベルメールの墓前で全てが終わったことを報告し、そこへやって来たルフィに対し「ナミの笑顔を奪ったら地の果てまで追いかけてぶっ殺してやるからな!」と告げ、ナミを託す決意をした。
その後もココヤシ村で駐在を続けており、エニエス・ロビーの一件でナミを含む麦わらの一味全員に懸賞金が掛けられた際には海軍に抗議している(しかし、駐在所の壁にはナミの手配書の写真が大きく引き伸ばされた状態で貼られていた)。その後も、新たな手配書が出れば海軍に抗議の電話をし、新しい写真を引き伸ばしている。
なお、初登場時は帽子に風車をつけており、これは赤ん坊だった頃のナミが自分を見ても怖がらないようにするため(実際はそれを見たベルメールにつられて笑っている)につけ始めたもので、アーロンの呪縛から解放されたナミが改めて村から旅立つ直前に「もう必要ない」と外している。帽子から外された風車は、ベルメールの墓に供えられている。
ルフィからは風車を付けてる姿は「イカしてる」と評されており、彼が「ゴムゴムの風車」という技を生み出すきっかけになっている。後にアーロンに水中に放り込まれたルフィをノジコと協力して助けた際に目を覚ましたルフィから開口一番に「あれ?おっさん、風車は?」とツッコまれていた。