概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC13巻収録「ジャイアンシチュー」。
調味料型のひみつ道具で、これを振りかけるとどんなに不味い食べ物でも美味しくなる。更に、味だけでなく香りも食欲をそそられる美味しそうなものとなる為、食べずにはいられなくなる。
ただし料理以外の物に振りかけても効果を発揮する。その為、無生物に振りかければ本来ならば食べられない物を口に入れて飲み込んでしまうことになり、万が一人間に振りかけてしまえば大変なことになってしまう。
参考として『ドラえもんのひみつ道具使い方事典1』では、この道具の構成成分は料理の見た目を美味しそうだと感じさせる「視覚超越エキス」、不味い成分を打ち消して美味しさを増幅させる「絶対味覚結晶体」、香りを良くする「美香促進剤」の三つと解説されている。
名称について
「味の素」という商品名が引っかかる為か、大山のぶ代版及び水田わさび版アニメでは名称を変えて登場している。
前者では「モトノアジ」(1980年版「ジャイアンシチュー」)、後者では「いっぱい食べる子元気な粉」(2008年版「恋するジャイアン(後編)」、水田版アニメオリジナルエピソード「恐怖のジャイ子カレー」)、「なんでも食べる子元気な粉」(水田版アニメ「宇宙ひみつ道具クイズ ~第1回~」)、「スーパーグルメスパイス」(2012年版及び2019年版「ジャイアンシチュー」)という名称になっている。
関連道具
- グルメグラス
大山版アニメオリジナルひみつ道具。
この眼鏡をかけると、どんな食べ物も自分が好きな食べ物に見えるようになる。更に、見た目だけでなく食べた物の味も好きな食べ物の味に変わる。
ドラえもん曰く「未来では宇宙飛行士が使用しており、毎日同じような宇宙食を食べ続けても飽きないようにしている」とのこと。