概要
メキシコ、グアテマラ、ホンジュラスに分布する、オオカブト属(ディナステス属)のカブトムシの1種。
なお、他のシロカブトと呼ばれる本属の代表的な種としてグラントシロカブト、ティティウスシロカブト等が挙げられる。
シロカブトの野外採集記録での最大種で、体長90.0mmの個体が得られている。
なお飼育下記録での最大体長は98.2mmで、モロンシロカブト(105.1mm)、マヤシロカブト(105.1mm)に次いで大型なシロカブトとなる。
学名は「Dynastes hyllus」。
種小名は本属の最大種の由来にもなった英雄ヘラクレスの息子ヒルスにちなむ。
一見するとティティウスを大型にしたような姿をしており、ティティウスの代置種と考えられている。
雑誌『ビー・クワ18号』によると通常標高1000〜1600m付近に生息しているが、それよりも標高の高いポイントや逆に低い場所でも採集されているとの記述が成されている。
生息地によって大きさや幼虫期間が変わり、大別すると小型で1年前後で羽化する高地型と大型化し羽化まで2年程度かかる低地型が存在する。
それぞれ頭角突起の形状も異なり、高地型は台形、低地型は斧のような形をしている。
メキシコのプエプラ州、オアハカ州には本種よりも胸角がやや細く、体色が白身がかるミヤシタシロカブト(D miyashitai)が分布しているが、近年の研究からシノニム(同種であり無効名)であるという意見が多数を占めている。
亜種とみなす見解もあるが、亜種分け出来るほどの形態差が確認できず、せいぜいヒルス(原名亜種)の地域差程度に留まるものと考えられている。
甲虫王者ムシキングでのヒルスシロカブト
2006セカンドにて初登場。肩書きは「伝説継承」。
強さ160、ディフェンスタイプ。
必殺技はパー、「ダ・ブエルタ」。
新甲虫王者ムシキングでは2015セカンド時点でプロモカードとして先行登場。後に2016セカンドにて正式に実装。階級はSR。
ディフェンスタイプではあるのだが攻撃力に優れた能力値であり、アタックタイプにもかかわらず体力に優れたモーレンカンプとは対照的な性能となっていた。
関連タグ
ディナステス属 グラントシロカブト ティティウスシロカブト ヘラクレスオオカブト