解説
MARVELのコミックに登場するヒーローチームであり、種族の名前でもある。
1965年にコミック「ファンタスティック・フォー」#45にて初登場した。
クリー帝国によって作られた人造人間。
コミックでは、クリー人が太陽系に来た際に、たまたま捕縛したエターナルズを再現する為に(注:コミック版のエターナルズはMCUとは違い地球人の亜種)、ネアンデルタール人を改造して作った、という「地球と他の惑星との両方に起源が有り、かつ、他の超人種族とも関連が有る」というMARVELらしいてんこ盛り設定の種族。
それ単体では特殊能力を持たず、「テリジェン」と呼ばれる物質を使い「テリジェネシス」という変異を経てインヒューマンズになる。
カマラ・カーン / 4代目Ms.マーベルもインヒューマンズである。
月に「アティラン」という一大国家を築いており、ブラックボルトを王とする絶対王政を敷いている。
一見、理想の治世を実現しているように見えるが、テリジェネシスによって発現した能力をもとにした差別問題も発生している。
また、MARVEL世界の地球のもう1つの超人種族ミュータントにとって、インヒューマンズを覚醒させるテリジェンは有毒物質であり、テリジェンが地球各地に大量に漏れ出してしまった際は、数百万人の「自分がインヒューマンズの血を引いている事を知らなかった一般人」がインヒューマンズとしての能力に目覚めた事もあって、ミュータントとインヒューマンズの間に対立が起きた。
キャラクター
- ブラックボルト:インヒューマンズの王。小声で囁くだけでも都市一つを破壊する威力がある『声』の持ち主。そのため、常に無言を貫いている。
- メデューサ:ブラックボルトの妻で、インヒューマンズの女王。自分の髪の毛を触手のように操れる。能力の関係で言葉を発せられない夫の代わりにその意思を代弁する役を担当している。
- マクシマス:ブラックボルトの弟で、インヒューマンズの王位を狙う宿敵。他人の精神を操れる。周囲からはキ〇ガイ扱いされている。
- カルナク:ブラックボルトの従兄弟。あらゆる物の『弱点』を見抜く事ができる格闘技の達人。
- ゴーゴン:ブラックボルトの従兄弟。地面を踏み締めるだけで地震を起こす山羊のような脚の持ち主。短気な性格で人類に不信感を持っている。
- トライトン:ブラックボルトの従兄弟でカルナクの兄弟。半魚人のような外見をしており、水中で自由に活動できる。ただしその代わり、地上では特殊な装置を使わないと長時間の生存が不可能というネイモア・ザ・サブマリナーの劣化交換的な存在
- クリスタル:メデューサの妹。地水火風の四大元素を操れる。クイックシルバーことピエトロ・マキシモフとの間に娘・ルナをもうける。
- ロックジョー:クリスタルのペットである軽自動車サイズのブルドッグ。テレポート能力を持ち、念じるだけで異次元に行ける。一時期3代目Ms.マーベルことカマラ・カーンの家に同居し、彼女のサイドキックになっていた事がある。
MCU
単独ドラマ「インヒューマンズ」が2017年に製作された。
残念ながら1シーズンで打ち切りになった。
また、「エージェントオブシールド」にも登場する。