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概要

名探偵コナン』を象徴する名台詞

劇場版ではオープニングの最後にコナンが登場し、この台詞を言うのが恒例。

倉木麻衣の曲『try_Again』や『薔薇色の人生』には、この台詞が歌詞として登場する。また、劇場版第22作『ゼロの執行人』の主題歌「零 -ZERO-」にも、歌い出しの歌詞にこの台詞が盛り込まれている。

実は、本編でこれに類することを言ったのはコナンではなく新一である(平次が初登場した『外交官殺人事件』にて発言)。

台詞以外であれば妃英理が初登場した『コーヒーショップ殺人事件』のコナンの傍白にて「真実はいつもたった一つしかねーからよー……」と言っている。

アニメでは1話にして、冒頭に起こった最初の事件で新一が犯人を指摘した後、全く同じセリフを言った。

真実と事実の境界について

「いつもひとつ」を掲げる名探偵コナンではあるが、とある劇場版では、毛利小五郎が人質にされた妻の英理を撃った事を、「事実であり真実とは限らない」と解している。

実際に、この件は関係者たちによって意見が分かれている事も描かれ、妻を撃つと言うドライな決断をしたと思われ、小五郎本人もその事に反論しなかったのもあり、妻や娘が人質だろうと平気で発砲できる人として悪く評価されていた。

しかし、後にコナンが毛利蘭を人質にされて小五郎と同じ立場になった際に、人質が負傷すれば犯人が手放すと言う「人質(妻)の安全を最優先にした策」である事に気づき、同じ策を使って蘭を救出している。

かってに改蔵』でコナンに扮した坪内地丹が、「真実はひとつとは限らない」と当台詞を否定するかのような発言をした。

探偵オペラミルキィホームズ』の代表曲にはこの台詞の逆である「正解はひとつ!じゃない!!」が存在する。

実際のところ、真実というものは見方や立場によって異なるものでもあるため、ある意味世の真理をついているかも?

同じミステリのような漫画の『ミステリと言う勿れ』の主人公久能整は、1話時点で「真実は人の数だけ無数に存在する」「何が真実なのかは人によって違う」「ただ事実は一つです」と、真実の追求を目標にする既存の推理作品に一石を投じる発言をしている。「AとBが階段でぶつかり、Bだけが落ちてけがをした」のが事実。Aの真実は「ふだんから遊んでいて、それで今日もふざけただけ」、Bの真実は「Aにいつもいじめられていて、今日もいじめられた」。事実はひとつであり、真実は人の数だけある。