「さて、ここでクイズ 私は誰でしょう⁉︎」
「君は鳥が好きか?僕は好きだ。重力に囚われず飛翔する完全な自由 僕はそれを求める」
プロフィール
年齢 | 26歳 |
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誕生日 | 4月1日 |
身長 | 184cm |
体重 | 68kg |
血液型 | B型 |
好きなもの | 奇術、演劇、人が驚く顔、クイズ、ピロシキ |
嫌いなもの | 洗脳、隷属、自由でないこと |
異能力 | 外套 |
概要
テロ組織《天人五衰》の構成員。例に漏れず特一級の危険異能者である。
人物
「道化師ゴーゴリ」という二つ名の通り、シルクハット・仮面・マント・道化服を身につけている。長い三つ編みをしている。銀髪(白髪)。普段は顔の右半分を仮面で隠しているが、外した際はオッドアイであることが見て取れる。
ドストエフスキーを「ドス君」と呼び、唯一の理解者としている。
独特の人生観を持っており、曰く「鳥の自由」を求めて天人五衰に入った。
異能力
能力名 | 外套 |
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解説 | 外套の布面と離れた空間を接続する。接続できる範囲は最大30メートル。 |
死角から銃を撃ったり、別の場所にある電柱を打ち出したり、自分に作用させたりと非常に汎用性のきく能力。戦闘に限らず盗聴や誘拐など何でもできる。本人曰く「万引きの時とか便利」。
活躍(ネタバレ注意)
初登場は単行本14巻56話。
小栗が乗ったパトカーを襲撃し、彼を拉致。彼の異能力『完全犯罪』を解除させたことにより、太宰のマフィア時代の犯罪の証拠が復活し、太宰は猟犬の一人である条野採菊に逮捕されてしまった。
その後、秘密会議に参加していた政府関係者を拘束し、探偵社を呼び出した。しかし、探偵社が人質のいる室内に突入した時には、いつの間にか拘束台に座っており、そのまま拘束台に付いていた鎖鋸で胴体を切断された。
単行本18巻ネタバレ注意
「さあ、死者復活マジックの時間だ!」
死亡したかに思われていたゴーゴリだが、異能によって自身の胴体部分に隙間を作り、別の人間の切られた胴体とつなげることによって自らの死を偽装していた。そしてホーソーンに撃たれ、カジノから落下するシグマを異能で救出した後、「親友であるドストエフスキーを殺せば感情という洗脳から解放され、真に自由な鳥であると証明できる」という考えのもと、彼にドストエフスキーの異能の詳細を探るように要請した。
単行本22巻ネタバレ注意
欧州異能刑務所ムルソーに収容されていた太宰とドストエフスキーを異能によって(施設内の)自身の元に転送し、二人にどちらかが死亡する脱獄レース「ゴーゴリ・ゲーム」を提案する。
文豪・ゴーゴリ
モデルとなったのは19世紀ロシアの作家、ニコライ・ゴーゴリ。ロシアのリアリズム文学創始者の一人であり、社会の腐敗や人間の卑俗さを鋭く風刺した。またその作品はドストエフスキーやエドガー・アラン・ポオ、芥川龍之介など後世の文豪たちに大きな影響を与えた。
代表作は『検察官』『鼻』『死せる魂』など。
異能力の由来にもなった『外套』は近代ロシア文学の先駆け的作品であり、かのドストエフスキーは「我々は皆ゴーゴリの『外套』から生まれ出でた」と評価している。