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ゴア(血と灰の女王)の編集履歴

2022-07-19 21:50:16 バージョン

ゴア(血と灰の女王)

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この記事には『血と灰の女王』の核心に迫るネタバレが含まれます。閲覧にはご注意ください。

概要

本編に於ける戦いを仕組んだ張本人であり、黒幕。作中では現王ゴア 、または狂王ゴアと呼ばれている。太古の昔に地球の中心から生まれた超越生物であり、全てのヴァンパイアの始祖にあたる存在。2000年前からこの世界を裏から牛耳っており、その目的は、『自身の後継者を見つけること』。、真祖たちを『灰色の世界の中で輝きを放つ人間』と評しており、ドミノ 日ノ元 ユーベン 、そして4人目を真祖としており、自身に挑む牙を与えた。


人物

彼は太古の昔から生きている正真正銘の化け物ではあるが、同時に生粋の王でもある。そのため、儚い命でありながら死を恐れず闘争心を燃やす古代の人間のことを美しいと感じ共に生きることを決めていた。だが、永い年月を経て痛みと殺し合いを恐れ、闘争心の薄れた人間には興味はなく、その言語が伝わらないほどに嫌悪しており、『人間はもうダメだな、腐り切ってる。』と吐き捨てていた。(この理由から、彼がかつて治めた王国は滅ぼされている。)

彼の価値観は太古の昔で止まっており、文化の発達を『理解出来ない営み』と一蹴しており、彼が評価するのは精神と肉体と強さのみである。その人物像はドミノが評した通り、『最低最悪のクズ』であるものの、それは現代人の基準であり、彼本人は確固たる意志の元で行動しており一概にクズと決めつけることはできない。


能力

その変身体は無数のコウモリで構成されたドラゴンそのものであり、その体躯は優に200mを超える。その耐久力、再生能力は尋常ではなく、気化爆弾や戦車による砲撃では傷一つ付かず、核ミサイルが着弾し、粉々になったとしても破片一つから数秒で完全再生するほど。この再生能力に彼の心臓の秘密が関係しているらしいが、詳細は不明。またその変身体の性質上、飛行も可能であり彼の居城であるポンペイの遺跡から日本まで僅か数時間で到着していた。




『火山操作』(正式名称不明)

彼の能力は『火山を操る』こと。もはや真祖を含めた今までのヴァンパイアたちの能力が霞むほど規格外の能力であり、天災そのもの。彼の息吹は噴火そのもので、彼の通った道は溶岩地帯となる。また、世界中の火山も操作可能であり、かつて自身に傅かなかったり、会談に参加しなかった者の国で噴火を起こしていた。(休火山であっても噴火させられる模様。)この理不尽とも言える能力によって、かつての戦いの勝者たちを返り討ちにしてきた。加えて、かつての戦いでゴアに挑んだ真祖たちは皆真祖3体分の力を得てから挑戦しており、つまり作中最強格であるユーベンの心臓を喰らった日ノ元よりも能力値が高かった者をダメージを負うことなく葬っており、どれだけ彼が強大な存在が知ることができる。



作中での描写

その姿が判明したのはかなり早く、第5話の時点でドミノの口からその存在が語られた。その際、あの人物この人物 によく似た各国首脳たちが彼に平伏していた。

次の登場は第81話。ユーベンが真祖となった経緯を語った際にその名が明かされ、彼を真祖としていた。

その後の描写はほとんどないが、第152話にて日ノ元士郎を真祖にした経緯が判明し、そして第157話ドミノの回想シーンで彼女を打ち倒している姿が描かれた。







そして来る158話、遂にゴアという存在について詳細が語られる。

ーーー遥かな昔、ある国に彼は現れた。その時代は人間同士が戦争を繰り返す戦乱の世。彼もまたその姿を竜へと変えて戦いに参加、そしてその圧倒的な力から『王』と崇められた。死を恐れずに儚い命を燃やし、闘争心を燃え上がらせる人間たちを『美しい』と感じた彼は共に生きることを決め、永い年月王として君臨した。

そしてある日、御前に3人の者が彼の前に立ち、『自分たちも貴方のように世界を変えたい』と宣言。人間はここまで強く美しくなったのかと彼は感激。3人に自分に突き立てる牙を与え、自身の王たる力は心臓に宿ることを伝えると、火山を噴火させ兵を作り出した。(これが作中で繰り広げられる真祖同士の殺し合いのルーツである。)

ゴアは何度も何度も同じような戦いを繰り返して、その度に挑んでくる真祖を返り討ちにし続けた。そうして振り返った国には最早輝く人間たちは一人としておらず、民衆が腐って悍ましく見えた。だから彼は、国を滅ぼした。そうして世界を巡り新たな輝く人間を探しに飛び立ったのだ。



そうして2000年の年月が経ち、最後の戦いから数百年が経過し執り行われた今回の戦いも終幕が近付いていた。多くのイレギュラーを含んだこの戦いで最も大きなものはヴァンパイアではない人間たちからの攻撃だった。ヴァンパイア同士の殺し合いを無視し、自身に牙を剥いたことはゴアの定めたルールに反するものであり、ルール違反をした上でゴアからすれば「この程度」としか表現できないレベルの抵抗しか出来なかった事から、遂に彼は人類を見限り動き出す。

手始めに自身を討伐しに動いた軍隊を軽く息を吹き掛けるだけで全滅させ、ローマから日本へ向けて飛び立つ。その道中、通過した道全てを溶岩地帯へと変え何百万という一般人を虐殺。日本近海で撃ち込まれた核ミサイルで粉々に砕け散るが即座に再生、伊豆大島を通過し80億人いる人類のうち1億人を残して全てを壊すこと、そしてかつての美しい世界を再現することを宣言すると、伊豆付近の火山を噴火させる。

そうして、本作の最後の戦いが始まるのだったーー。


佐神善との関係性

佐神善とゴアはよく似ていると度々読者の間で考察されていた。具体的には

  • 変身体に類似点が多い。
  • 『コピー』という異質すぎる能力。
  • 真祖たちすら怯ませる殺気。
  • ゴアが出現する際の翼が善のものとかなり似ている。
  • ドミネコから見た善の姿がまるでゴアのようである。

…など。


158話にて、善とゴアは等しい存在であること、そして善の前に度々姿を現す白い子供の正体はゴアであることが判明。また、王座に就く前のゴアの姿は善そのものであった。



関連タグ

血と灰の女王 白い子供 真祖 佐神善 ドミノ・サザーランド ユーベン・ペンバートン 日ノ元士郎 ラスボス

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