概要
漫画『ケロロ軍曹』第184・185話のサブタイトル。
テレビアニメ放送終了後に新たに始まった、いわゆる「新章」の冒頭エピソードである。
本エピソードから新ケロロや火ノ原灯が登場するなど、作品の展開が少しずつ変わっている。
原作での話数表記が漢数字から英数字になったのもこのエピソードからである。
あらすじ
いつものように冬樹といっしょにガンプラを買いに行ったケロロ軍曹。しかしその背後に謎の少年の姿が…
一方その頃秘密基地内ではケロン軍の超空間転送が地球にあることを確認。
一体ケロロ小隊に何が起こるのか?ケロン軍や少年の目的は一体何なのか?
ケロロ軍曹の新たな物語が今始まる!
フラッシュアニメ版
記事タイトルの読み「新たなるケロロ」というのはこのアニメ第9話におけるサブタイトル名であり、本エピソードを元にしている(そもそもケロロのフラッシュアニメ制作が決定したのはこのエピソードが作られたからである)。
基本は原作と同じであるが、尺の都合上入っていない描写も多く、特にケロロ小隊との直接対決シーンは後の第14話「二つのケロンスター」でのブラックスターとの対決シーンでそれを思わせるかのような描写で取り入れられている。そのためスタイルチェンジも第9話では使っておらず第14話で初めて披露していることになっている。
読者からの評価
結果的に言うと賛否両論だった。
「新ケロロかわいい」「これからの展開が楽しみ」と好意見があった一方、ケロロ軍曹という作品自体がメインキャラクターで固定されていたため、突如現れた新キャラが急にメイン同然のようにしゃばって頻繁に登場したということで「どうしてこんな展開にしたのか」「なんだこいつら」と思った読者も多かった(残念なことに、現在でも「新ケロロ」と検索すると「いらない」「嫌い」と出てきてしまうのが現状)。
そのことからケロロ軍曹がケロロ軍曹でなくなってしまったために、このエピソードから読まなくなったという読者も多い。
だが、そんな原作離れしてしまった人たちに朗報がある。
初登場時に比べると現在彼らの出番が格段に少なくなってきているのだ。つまりいつものケロロ小隊中心のギャグエピソードに戻りつつあるのである。特にケロロンボール編の途中である30巻あたりから極端に減ったが、上記の反対意見が影響したのかは不明である。
とはいえ、原作ですでにネタ切れ状態だったと考えれば「かなり高く評価できる展開」といえるし、新ケロロや火ノ原灯の再登場に期待している読者も多くいるため、彼らの今後の登場の仕方や今後のエピソード展開について改めて期待したいところではある。
関連タグ
ケロロ軍曹 主要エピソードの流れ