CV:水樹奈々
概要
桃華の親友でドラクーン家の当主。1年前に両親を亡くし、10歳という若さにして当主の座を継いだ。カールのかかった水色の髪をしており、常にベレー帽を被っている。
語尾に「~なのです」と付ける。略して「シオン」と呼ばれることが多い。
家庭環境が厳しくて、家に篭もりがちであったことにより、普通の学校へ行けず桃華以外の友達はいなかった。気丈な性格で両親が死んでも涙ひとつ見せなかったが、内心では「家族」を渇望している。アンチバリアで見えないはずのケロロ小隊を普通に見ることができる。世界中のあちこちに巨大なアーチ「竜のしっぽ」を出現させた張本人であり、その目的は地球に眠っていた巨大な竜「地球竜」を蘇らせるためである。そのプロセスに従ってケロロ以外の小隊メンバー全員を記憶を失った凶悪なドラゴンに変えてしまった(後にケロロも自分の意思でドラゴンになるが、他のメンバー同様暴走してしまうことになる)。地球竜を蘇らせると地球が死の星になってしまうと聞かされ、ケロロ達に地球竜の卵がモン・サン・ミッシェルに隠されていることを伝えた。後に暴走したドラゴンの角に触ると正気に戻せると知り、ドラゴン化したケロロに「私を地球竜の所まで連れてって」と頼み、暴走した地球竜を正気に戻そうと奮闘する。
その後アニメ第356話でテララとともに再登場。劇場版のキャラクターがアニメ本編に登場するのは初である。映画とアニメの時系列はつながっているため、映画を見ていない視聴者にとったら「誰、この人?」と思った人も少なくなかっただろう。地球のピンチを救うべく、そしてケロロ小隊をドラゴン化するために日本に再びやって来た。
余談
通常劇場版のゲストキャラクターは原作とは大きく設定が異なるという補正がかかるが、本作のゲストキャラクターである彼女だけはこの補正がかけられていない。さらに言うと原作版では物語終盤の1コマだけ登場しているだけで、本格的な登場すらしていないことになっている。
こうなった経緯や背景について原作者の口からは特に明かされていないが、恐らく設定を変えると今後の原作のストーリーに悪影響が出るからだと思われる。そうでなかったとしても、本格的な登場の際にストーリーが大きく異なるかのどちらかということになるため、彼女の人物設定自体が大きく変わる可能性は低いことが考えられる。